夫の浮気を我慢する方法|仮面夫婦がベスト!?我慢の限界なら離婚?
我慢できる?夫に浮気されても気にならないのはもう愛がないということ?
夫がもし浮気したら・・・「コテンパンに懲らしめてやる」「浮気する男なんて離婚」と、想像するだけなら強気の言葉を口に出せます。
しかし、実際に夫の浮気に直面したら?裏切られたというショック、今までの優しい姿はうそだったのかという不信感。心が傷つくことに加え、離婚しても生活できるのという不安に襲われます。
口で言うのは簡単でも、離婚に踏み出すのは勇気が入ります。経済的なこと、子どものこと、両親や職場にはなんて言おうなど、現実に立ちはだかる壁に右往左往してしまいます。
夫が浮気しても別れないのは、まだ愛しているからという人もいます。別れたいけど、離婚後の不安を考えるとできないという人もいるでしょう。夫の浮気に、我慢している妻たちの理由は様々です。女性が我慢せざるを得ない背景や、どうしても我慢できないという場合の対処法についてみていきましょう。
男は結婚しても浮気する?我慢するのは当然?いっそ自分も浮気するのは…
女性が浮気することも、珍しいことではありません。既婚妻の不倫がテーマのドラマ『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』は、平日に浮気に走る主婦を描き世の女性の関心を集め、その人気から映画化までされました。
しかしながら、世の中には浮気をする既婚男性のほうが大多数といえるでしょう。男は本能的に、複数の女性と関係を持ちたい生き物。少しでもチャンスがあれば、一度くらいの遊びならいいんじゃない?と考えている男の人も多数います。
夫が浮気したら、腹いせのために私もしてやる!と考える人もいるでしょう。でも、本当に浮気に走るのはちょっと待って。行動に移してしまったら、何を失うのか考えてみてください。
他の男性と浮気をしたら、あなたの気持ちはすっきりしますか?もし、その浮気に身も心もはまってしまったら?浮気された時と同じ悲しみを夫に与えることで、あなたは満足できるでしょうか?
子どもからすれば、両親が不倫しているなど、到底知りたくない出来事でしょう。また不倫とは、けして周りの友人から、好意的な共感を得られるものではありません。
誰かが「腹いせに浮気しちゃいなよ」と言ってきても、最終的な責任をとるのはあなたです。浮気の証拠が見つかれば、不利な条件で離婚を切り出されるかもしれません。浮気に対して、復讐で浮気を仕返すのは、泥沼にしかならない道です。自分も浮気してやる、と行動に移す前に、冷静になって思いとどまりましょう。
浮気されても離婚できない場合は我慢するしかない?いっそ開き直れるなら…
夫婦になれば、そう簡単に離婚できません。経済的な不安もあれば、夫に問い詰めてめちゃくちゃになるのが怖いという人もいるでしょう。
離婚できないなら、妻は耐えて我慢するしかないのでしょうか。生活を維持するために、「耐える」ことは必要かもしれません。しかし、苦しみを抑えて「我慢」を続けると、いつか爆発してしまうかも。
・心から悩みを相談できる場所をみつける
信頼できる友人に、話を聞いてもらうだけでも気持ちが軽くなります。うわさが広がるのが気になるのなら、家族問題を専門に扱うカウンセラーのもとを訪れるのもよいでしょう。夫の浮気を黙認するにせよ、つらい気持ちを吐き出す場所は大切です。
・将来に向けて、できることに集中する
夫の浮気に耐えるといっても、何もせず生活を続けるのはつらいもの。今は我慢するしかないと思っても、時間をかけて離婚しても一人で生活できるように準備を進めるという方法もあります。資格をとる、へそくりを貯める。収入さえあればと思うなら、長期的な目線で離婚の準備を整えましょう。
・もしもに備え、浮気の証拠を集める
あなたが耐えて結婚生活を送っていても、身勝手な夫から離婚を切り出されるかもしれません。いざという時に不利にならないよう、我慢をしている間でも浮気の証拠を集めましょう。夫のカバンや財布の中に、怪しいレシートはないか。浮気相手とデートしたり、プレゼントを購入した痕跡があれば記録しておきましょう。夫の日々の行動を日記に記すのも、裁判で役立つときがあります。
離婚しないのだから、平和に暮らせるように笑っていようと無理をすると、いつか心が死んでしまいます。浮気は、するほうが悪いのです。言い訳をいくら並べ立てても、「自分が悪いんだ」と責めることはありません。
子供や生活のため?浮気されても気にならない仮面夫婦として割り切る方法
子どもや生活のために、離婚をしないのであれば、仮面夫婦として割り切るという方法もあります。離婚して母子家庭で生活していくのは大変です。たとえ、仕事が見つかり経済的に自立できたとしても、子どもが病気の時など、大人の手がほしいと思う時があります。
なによりも、子どもが夫に懐いていたら離婚するのは心が痛みますよね。子どもから父親を奪ってしまってもいいものか、悩むところだと思います。
離婚するよりは、夫婦間の愛情はなくても、夫の存在は家庭に必要かもしれない。そう思うのであれば、夫は生活費を入れてくれる労働力と、あくまでも子どもの父親だと考える割り切り方法もあります。
夫はATM。そういう意味で家庭には必要な存在なのだと言い聞かせれば、愛情からではなくても、夫が家にいることを許せるかもしれません。
我慢の限界!夫に浮気されたときに妻がとる行動は?慰謝料や離婚について
もし、夫の浮気に我慢ができなくなったら。考えられる合法的な手段についてみていきましょう。
・浮気相手に慰謝料請求
まずは、あなたを苦しめてきた原因である浮気相手に慰謝料を請求しましょう。不貞行為は、民法で定める不法行為にあたります。夫の浮気によりあなたが精神的に負った傷は、慰謝料という形で償うことを要求できます。
慰謝料請求には、浮気の証拠が重要です。携帯のメール、写真、デートの領収書など、証拠として考えられるものは残しておきましょう。裁判で争うことも覚悟するなら、不貞行為の確かな証拠が必要です。夫の浮気の証言を録音しておくのもよいでしょう。自力での証拠集めが難しいと思ったら、早めに浮気調査専門の探偵事務所に相談しましょう。
慰謝料の請求は、示談であれば自分で慰謝料請求書を作成し浮気相手と交渉ができます。もし、法律的な知識について不安だったり、浮気相手と直接話をすることが難しければ、弁護士に依頼して代理交渉をお願いしましょう。
・夫にも慰謝料請求
浮気した夫にたいしても、慰謝料を請求することができます。一般的には、離婚するほうが慰謝料の相場が高くなるといわれています。しかし、離婚をしなくても、慰謝料の請求は可能です。
裁判で争う事態にならなくても、夫婦間の話し合いでは、浮気した夫が言い逃れしようと、数々の言い訳をしてくる可能性があります。口げんかに発展して泣き寝入りすることがないように、浮気の証拠を集め、論理的に話し合うことが重要です。
・離婚を言い渡す
離婚する前に、財産分与や年金分割について法律的な知識を身につけておきましょう。専業主婦の場合でも、慰謝料以外に得られる金銭的な権利があります。
また、子どもがいる場合は、親権と養育費の問題について取り決めておきましょう。離婚届を提出する際に、親権がどちらにあるか決めなければなりません。夫と話し合う余地がある場合は、離婚する前にこれらの問題について結論を出します。
もし、夫が聞く耳を持たない状況であれば、弁護士など法律の専門家の手を借りて、離婚についての交渉を進めていきます。
状況によっては、今まで黙っていた妻が離婚を切り出したことにより、夫の目が覚めるかもしれません。行動に移す時は、反論されて不利にならないよう浮気の証拠を集め、念入りに準備をした上で実行しましょう。