夫の浮気疑惑はどう対処すべきか|どこまで信じる?聞くと喧嘩になる場合
夫の浮気疑惑はどう対処する?どうしたいかによって対処法は違う
「知らない女性から、昨日は楽しかったです、とメールが来ていた」
「帰りの遅い日は、なんだか不自然に機嫌がよい」
一緒に暮らしていれば、もしかして浮気してる?と思う時があります。浮気疑惑が持ち上がったからといって、すぐに問い詰めるのが最善の方法とは限りません。
夫の性格によっては、浮気を認めず、さらに隠れてコソコソ浮気相手と会おうとするかも。浮気疑惑が勘違いであれば、夫との仲が険悪になるかもしれません。
あなたがどうしたいかによって、浮気疑惑への対象法は変わります。
浮気をきっかけに離婚しよう、と考えるのであれば、冷静になり不貞行為の証拠を集める方が先決でしょう。浮気は疑惑、未然に防ぎたいのであれば、夫を責めるよりも、家庭を居心地のよい場所にするほうがいいかもしれません。
疑惑をはっきりさせるにしても、夫に直接聞くわけにもいかない。そんな場合に、どのように対処すべきか、考えられる方法を見ていきましょう。
浮気の疑惑を問い詰めたら逆ギレや喧嘩になる場合はどうしたら?
「浮気してないよね?」という会話をきっかけに、夫婦喧嘩に発展するのはよくあるパターンです。やましいことがないなら、きっぱりと断ってくれるはずというあなたの気持ちもわかります。
でも、何をもってあなたは夫のことを信じられるのか、質問する前に考えてみましょう。
「愛しているのはお前だけだ!」と言ってくれれば満足?
「浮気なんてぜったいしてないよ」と強く否定してくれるのを望みますか?
想像してみても、はっきりとした答えがでる人は少ないでしょう。なぜなら、「浮気をしていない」と夫自身が証明するのはとても難しいからです。
「今日は楽しかったね、また会いましょう」と女友達からのメールをあなたが発見したとします。夫を問い詰めて、「ただの友達だよ。みんなで飲みにいっただけ」という回答を得られたとしましょう。あなたのモヤモヤはすっきり晴れるのでしょうか?
夫が嘘をついているんじゃないか。余計に心配して疑い深くなる人はたくさんいます。なぜなら、夫が浮気していないということは、あなたが夫の言葉を信じることでしか確立しないからです。
そう考えると、「浮気していない」確証を得たいがために、夫を問い詰めるのは不毛なことといえます。夫の言葉を信じられない限り、話は終わらないからです。
夫を問い詰めるのなら、「浮気している」という証拠が集まり、疑惑が限りなくクロに近くなってから。「浮気している」ということをはっきりとさせるために、話し合いの場を設けるほうが建設的です。
浮気疑惑はしばらく泳がすのが正解?証拠が欲しいならそれもいいが…
浮気がはっきりするまで問い詰めるのを避けるべきであれば、しばらく泳がすのが正解なのでしょうか?
それは、「浮気を未然に防ぎたい」という気持ちと、「はっきりとした証拠」がどれくらい必要かによると思います。
夫の行動から、浮気はまだ100パーセントではないと思う。相手と関係を持ってしまう前になんとか防ぎたいのであれば、あなたの接し方を変えてみましょう。
・家庭の居心地をよくする
晩ご飯に夫の好物をだすから早く帰ってきてね、といってみたり、仕事で疲れていたらマッサージしてあげるなど、優しく接します。
妻の様子が普段と違うことに気がつけば、浮気相手のことなど頭の中から消えてしまったり、罪悪感を刺激されて一歩手前で踏みとどまってくれるかも。
・「浮気しないで」とはっきりと言う
もし、夫に優しくしたり、あなたが態度で表しても効果がでないようなら、はっきりと言うのもおすすめです。ポイントは、「浮気している?」と疑うのではなく、「浮気はしないでね」とはっきりと伝えること。浮気されたら辛い、と自分の気持ちを伝えます。でも、長引く話し合いにはせず、その場限りで終わること。
プレッシャーをかけ続けられると、夫は居心地が悪くなり、夫婦関係も悪化してしまうかもしれません。
浮気を未然に防ぐという気持ちよりも、確固とした浮気の証拠が必要な場合は、夫の行動を観察して泳がすほうがいいでしょう。
離婚や慰謝料請求を考えているなら、証拠は必須。水面下で行動し、夫がボロを出すのを待ちます。裁判ではなく、話し合いで浮気を認め謝罪させるのであれば、決定的な証拠にまでこだわる必要はありません。
信じる選択肢|疑惑があっても浮気してないと信じる!?罪悪感でやめる?
夫の浮気疑惑に対して、もう一つできる選択肢は、「信じてまつこと」です。
浮気が、一夜限りの遊びの場合もあります。仕事のストレスもあり、気の迷いで相手と関係をもってしまったのかも。1回限りの間柄で、夫が罪悪感から二度としないと思っているのなら、蒸し返さないほうが平和な夫婦関係を保てます。
疑わしい部分があっても、夫を信じて何も言わないでおく。自分を責めない妻のことを、夫はある意味「味方」だと思うでしょう。献身的に支えてくれる妻を裏切るわけにはいかないと思えば、夫の浮気もおさまるかもしれません。
浮気疑惑が確信に!?夫の浮気が発覚したら何ができる?浮気相手への対応は?
浮気していることが明確になってしまったら。夫と浮気相手の両方に対してできることをみていきましょう。
・浮気相手には、慰謝料請求
まずは、夫と浮気相手に別れてもらうことが重要です。人の配偶者を奪った泥棒猫だと許せない気持ちもあるかと思います。
浮気の事実を周りに言いふらすなど、あなたがリスクを負うようなことはやめましょう。行き過ぎた行動は、プライバシーの侵害や名誉毀損で訴えられる恐れがあります。
浮気相手への制裁は、あくまでも合法的に。慰謝料請求には、浮気相手の名前と住所そして浮気の証拠が必要です。
浮気相手が示談で合意するようなら、浮気の証拠は携帯メールなどでも十分心理的な駆け引きに役立つでしょう。浮気の事実を認めず、裁判も辞さないということであれば、不貞行為があるという証拠が必要になります。
不貞行為の証拠とは、夫と浮気相手が性的な関係にある、いわゆるセックスをしたと証明できるものです。ラブホテルへの出入り写真や、夫の自白を録音したものが裁判では証拠として役立ちます。
自分でも手に入りやすい携帯のメールは、それだけで「不貞行為がある」と強く推測できない限り、裁判での証拠としては弱くなるので注意が必要です。
相手の出方次第で示談が難航すると予想される時は、早めに探偵事務所や弁護士などの専門家に相談しましょう。
・夫とは離婚?それとも・・・
夫に対しては、まず離婚するのかそれとも再構築を目指すのか、あなたの気持ちが大切です。
離婚するのであれば、慰謝料の金額や財産分与について話し合います。子どもがいる場合は、親権と養育費についても取り決めましょう。
離婚しないで婚姻関係を続ける場合、夫の心からの謝罪と、これから夫婦でどのような信頼関係を築いていくかの話し合いが重要です。
夫がなぜ浮気をしたのか、家庭にどのような不満を持っていたのか。夫の本音を理解することは、夫婦の絆を取り戻すことにもつながります。また、時間はかかりますが、夫にあなたの裏切られたという苦しみを受け入れてもらうことも大切なプロセスです。
慰謝料の請求や、夫に誓約書を書いてもらうことは、こうした再構築のプロセスにおいて、ケジメをつける重要な節目となります。口約束だけで終わらせてしまうと、また問題がぶり返した時に、揉める原因となります。
夫婦でカウンセリングを受けたり、一緒にいる時間を増やしてみるなど、お互いに歩み寄ることで、新しく再構築の道を歩き始められるのだと思います。