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夫に浮気を反省させる方法|謝罪の言葉と慰謝料をとる手順とリスク


夫に浮気を反省させるには浮気相手への慰謝料請求と誓約書を書かせると良い?

夫が浮気した。二度と同じことを繰り返さないように、きっちりと釘をさしておきたいところです。

・反省し謝罪した証拠に、誓約書を書かせる。
・浮気の罰としてお小遣いを減らす。
・異性との飲み会禁止。
・携帯のパスワードを妻に共有する

浮気の再発防止に考えられる対策はいくつかあります。夫に誓約書で浮気を認めさせたり、慰謝料を請求することは、「悪いことをした」と浮気の罪を認めさせるのに効果的です。

浮気相手にも、制裁の意味で慰謝料請求や誓約書を書かせることは可能。浮気相手に制裁を加えることで、夫が事の重大さに気づく場合もあります。

しかしながら、社内不倫だったり、仕事上の付き合いがある相手であれば、行動次第で夫の社会的な立場に影響が出る可能性も。

慎重な行動が必要ですが、泣き寝入りすることはありません。浮気相手への責任追及のリスクを踏まえたうえで、考えられる「夫に浮気を反省させる方法」についてみていきましょう。

浮気を反省させるには謝罪の言葉だけではダメ?きっちり誓約書を書かせるべき?

浮気が発覚したら、泣いて謝る夫もいます。「離婚したくない」「もう二度としない」は、浮気した夫の常套句です。反省する姿に、「今回は許してあげようかな」と思うかもしれません。しかし、夫を許す前に、「再度浮気されない」ための対策もあわせてとっておきたいところです。

反省と再発防止に効果的なのは、「誓約書」。誓約書とは、相手に対してこちらが掲示した要望を、相手が合意したと約束する紙のことです。浮気問題では、「浮気相手と二度と会わない」など、浮気を認めた上で謝罪し、浮気相手との関係清算を誓うものが多いです。

口頭での謝罪だけでなく、誓約書の形で残すことには重大な意味があります。その場では過ちを認めていても、後日慰謝料の話や離婚話になった場合、主張を翻して否認するケースも少なくないのです。

「あの時はああ言ったのに」という水掛け論を防ぐために、夫の謝罪はきちんと紙で残しましょう。また、誓約書は浮気を認めた「証拠」にもなります。裁判で争わなければいけない状況に発展しても、有利な証拠として役に立つかもしれません。

浮気相手へ責任追及はしたいが…権利はあるがリスクもあるので慎重に!

浮気相手にも、責任追及という意味で慰謝料の請求をしたり、誓約書を書かせることは可能です。しかし、状況によっては安易に行動することで、思わぬ不利益を生むことも。

・浮気相手が既婚者の場合

浮気相手が結婚していれば、向こうの配偶者は、あなたの夫に対して浮気の損害賠償として慰謝料請求を行う権利があります。こちらから、浮気相手の自宅に慰謝料請求書を通知すれば、相手方の家庭に知られるかもしれません。

双方からの慰謝料請求となった場合、慰謝料は相殺で、あなたの手には何も残らないことも。相手方のみ離婚する場合には、慰謝料の差額分をあなたの夫が支払う可能性も出てきます。慰謝料請求をするにしても、先方から夫が訴えらえるリスクを理解した上で、慎重に行いましょう。

・会社内の浮気は、夫の昇進に影響する?

浮気相手が夫と同じ職場の人間の場合、浮気の事実が公となれば、職場での夫の立場に影響がでるかもしれません。社内規則として、恋愛は自由なものと考える企業が多いです。しかし、社内不倫のような事実が噂になれば、上司からの査定に響く可能性は捨てきれないでしょう。

浮気相手が取引先の関係者である場合、仕事の信用問題にもかかわります。会社に浮気を匿名で暴露したり、SNSで第三者に公表するような好意は、プライバシーの侵害として損害賠償請求の対象になる可能性もあります。冷静になり、感情のまま行動するのは避けたほうが賢明といえます。

・浮気相手に慰謝料請求したのに、夫が払うの?

夫とは離婚しない、慰謝料請求は浮気相手だけにする。そのような選択をした場合、「求償権」について理解しておきましょう。

不貞行為の慰謝料は、共同不法行為として、浮気した夫と浮気相手の双方が支払う責任を持っています。これにより、もし浮気相手が100万円の慰謝料を支払ったとしたら、浮気相手は共同で悪いことをした夫に、半分の50万円の払い戻しを要求する権利を持ちます。これを「求償権」と言います。

浮気相手をこらしめるために慰謝料を要求したのに、結果として夫が負担するのであれば意味がないとお考えになる方もいると思います。そのような場合は、慰謝料請求通知書に「求償権の放棄」を盛り込みましょう。浮気相手が求償権を行使して、夫の責任分の支払いを命じることを防ぐことができます。ただし、求償権の放棄により、慰謝料の減額を要求されることもあります。

夫と離婚し、他人となる場合は別ですが、家庭を継続するのであれば、夫の反省度合いと浮気相手を訴えるリスクを慎重に検討しましょう。怒りに任せて徹底的にダメージを与えたいと思うかもしれません。しかしそこはグッと堪え、冷静に行動することが、あなたにとってよい形の制裁を下すことができるでしょう。

反省すれば許す?とことん追い詰める?離婚か再構築かで考え方が変わる

夫に浮気を反省させる最大の切り札は「離婚」です。浮気により、妻も子どもも失う。多額の慰謝料と財産分与、離婚後は養育費の支払い。金銭的に困窮すれば、浮気相手は自然と離れていく。まさに、浮気が「一時の、そして一生の過ち」となります。

しかし、夫に愛情が残っているから離婚までは考えていない。できれば再構築をして、仲の良い夫婦に戻りたいと考える人もいます。再構築に向けては、夫婦での話し合いがキーポイント。夫の心からの謝罪を聞き、自分がどれくらい悲しんだか理解してもらうことが、再び夫を信頼できるキッカケとなるでしょう。

浮気された側は、裏切られたショックで、相手を責めずにはいられない時期があります。そんなときでも、

・怒りよりは、なぜ悲しいかの気持ちを伝える
・責めたあとは、「まだ気持ちの整理ができなくて、ごめん」と謝る
・相手が耐えて受け入れてくれたら「ありがとう」と感謝を伝える

と、一方的に浮気を責めるのではなく、気持ちを素直に伝え、時には感謝を述べます。

浮気を悔いている夫は、あなたの苦しむ姿を受け止めてくれるでしょう。しかし、悪いことをしたのは自分の責任と理解していても、責め続けられたり悲しみを受け止め続けるのは非常にエネルギーを必要とすることです。夫婦が本音を伝えあい、努力し続けることが再構築につながることでしょう。

【話し合いとケジメ】慰謝料請求や誓約書などやるべきことはしっかりやろう!

夫が浮気を反省していることが確認できたら、ケジメとして、慰謝料請求をすることをおすすめします。

離婚しないのなら尚更、お金を夫に払えと言うのも気が引ける方もいるかもしれません。しかし、慰謝料は精神的に傷つけたお詫びとして支払われるお金です。慰謝料を支払うことは、「浮気という悪いことをした」と夫に考えさせるきっかけになります。

いくら反省している態度をみせていても、口頭ですませてしまうと、「これくらいですむなら大丈夫」と浮気をしても問題ないと思われてしまうかも。

浮気の再発防止にも、誓約書は抑止力となります。

・浮気の事実を認め、反省している
・浮気相手とは二度と会わない
・次に浮気をした場合のペナルティー

この3点は誓約書にできれば盛り込みたい項目です。

浮気の事実を認める部分では、浮気がいつ、だれと、どのくらいの期間あったのか詳細も記載できるとよいでしょう。もし裁判に発展するような事態になっても、浮気の事実関係が残されていることが、証拠として裁判で役に立つかもしれません。

仕事のつながりがある場合は、「二度と会わない」というのは難しいかもしれません。その場合、「業務上の連絡をのぞいて、私的な関わりはもたない」というように記載します。

関係の清算を誓わせても、裏では浮気が続いているかもしれません。その心配を断ち切るには、再発の罰則も合わせて記載することが重要です。「次に浮気が発覚したら慰謝料として〇〇払う」「離婚する」など、夫にとって望まない結果を記載しましょう。

誓約書は、夫に浮気を反省させ二度としないという意味合いのため、厳しい内容になるかもしれません。内容を一方的に告げるのではなく、夫婦で話し合った上で合意することが重要です。あまりにも相手を拘束するようなペナルティやルールは、夫婦関係を悪化させる原因にもなりかねません。

夫婦といえど、人は完璧ではありません。一度の過ちとして浮気をしてしまうこともあるかもしれません。夫婦の再構築には信頼関係を取り戻すことが大切です。相手を責め、罰則というルールで束縛することだけに囚われすぎるのは危険です。誓約書を作成したら、一つの区切りとして、新しいスタートを夫婦二人で歩めるようになるのが理想だといえます。

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