浮気で夫婦喧嘩ばかり!離婚か修復か、将来にむけてできること
浮気から喧嘩別れする夫婦は多い?夫婦喧嘩の仲直りは難しい
配偶者の浮気が発覚したら、夫婦仲は最悪になります。浮気そのものが、信頼関係を破壊する行為です。
愛していた配偶者に裏切られたことで、浮気された側は心身共に傷ついてしまいます。ささいなことで、言い合いになったり。浮気が発覚した時点で大喧嘩になることもあります。
それをきかっけに離婚するカップルのもいるでしょう。離婚せずとも、夫婦関係をもとのように修復し、仲直りするのはとても大変なことです。
配偶者の浮気で、喧嘩が絶えない毎日になってしまったら? あなたは離婚したいと思うのでしょうか、それとも元通りの関係を望みますか?
その先の人生を考えたとき、いまある苦しみを少しでも取り除き、あなたにとって良い結果になるような選択肢をみていきましょう。
浮気から夫婦喧嘩の毎日、いい加減に離婚したい!という場合
夫婦は、互いに貞操を守る義務があります。大切な愛する人を傷つける浮気は、遊び心からでも許されるものではありません。
たとえ浮気をした配偶者が心から反省し、謝罪していても、生理的に受け付けられない。一緒の空間にいるのも嫌だと拒絶反応を示すことがあります。夫婦関係にヒビがはいり、元通りに修復するのは難しくなります。
もちろん、なかには再構築できる夫婦もいます。けれど、すべてではありません。一生、浮気された裏切りと苦しみを背負って生きていくのなら、すっぱりと離婚したほうがその後の人生にとってプラスになるかも。
浮気され、喧嘩ばかりの毎日。もう離婚したいと思ったら、あなたができることがたくさんあります。泣いて、ただ「別れてください」と浮気した配偶者に告げるのはとても惨めなことです。離婚の原因を作ったのは、ほかでもない配偶者なのですから。
あなたが損をせずに離婚するためには、まずは「浮気の証拠を集める」ことがなによりも肝心です。配偶者が、浮気相手と肉体関係があるとわかるような証拠をそろえましょう。
浮気が発覚しても、かくれてコソコソ会っているようなら、探偵に依頼してみるのもいいでしょう。配偶者本人が浮気を認めているなら、書面に浮気相手の名前や浮気していた期間を残してもらい、それを証拠とする方法もあります。
そして集めた証拠でできることは、「慰謝料の請求」と「離婚の裁判」です慰謝料の請求は、浮気相手だけではなく浮気した配偶者にも可能です。離婚の話し合いは、はじめは夫婦間ですることになります。親権や財産分与など、複雑な問題が絡むようであれば、弁護士に依頼して間に入ってもらうと安心です。
喧嘩から一時的に離れる、離婚せず別居で生活費を請求するには
浮気されたら、信頼関係が崩れ一刻も早く離婚したいと思う人もいます。しかし、浮気からの夫婦喧嘩、そして離婚はもしかしたら急すぎる決断かもしれません。
離れて暮らすことで、冷静に考えられるのが別居という選択肢です。知らない街で一人暮らし、もしくは子どもと一緒に暮らす。ほんとうに別れても生活できるのか。現実的な問題がみえてきます。
一緒に暮らすと嫌な部分ばかりが目についてしまいます。しかし、離れて別居することで、客観的に二人の関係性をみつめなおせるメリットがあります。
離れて暮らして、一緒にいないほうが精神も安定して気分的に楽、幸せだ!と実感できれば離婚する。逆に、離れてお互いの必要性を実感したならば、夫婦の修復にむけて動く。
そんな風に、夫婦や家族の関係を考える期間が必要になるかもしれません。しかし、専業主婦であったりして仕事がないのなら、別居中の生活費が不安ですよね。そんなときに利用できるのが、「婚姻費用分担」です。
婚姻費用とは、別居で離れて暮らす間に発生する生活費のことをいいます。法律では、夫婦はお互いの生活レベルが同じくらいになるように助け合いましょうという義務を負っています。これを、生活保持義務と呼びます。
離れて暮らしても、他方が経済的な問題を抱えるのであれば、配偶者は助けるべきというのが、婚姻費用分担の考え方です。
婚姻費用には、次のものが含まれます。
・子どもの教育費や養育費
・医療にかかる費用
・交際費など
いくらぐらいもらえるのかは、相手の年収や子どもの人数、年齢によっても異なるため、裁判所の婚姻費用算定表から相場を調べることができます。
たとえば、14歳以下の子どもが二人いて専業主婦。たいする夫の年収は会社勤めで550万円。その場合の婚姻費用は約10万円~12万円が相場とでてきます。婚姻費用を請求したうえで、一時的な別居が可能なのか。夫婦関係を見つめ直す機会に検討してみましょう。
妊娠中に浮気で喧嘩……夫婦関係を修復するためにできること
配偶者の浮気が増えるのが、妻が妊娠している期間です。妊娠中は、ホルモンバランスの変化で情緒が不安定になることがあります。妻の雰囲気が変わってしまった。父親になるプレッシャーが重い。そうした理由で、浮気に走ってしまう夫がいます。
浮気自体は、けして許されるものではありません。しかし、浮気が発覚したあと配偶者を責め続けても事態が改善するわけではありません。むしろ、悪くなるでしょう。夫婦関係を修復するには、怒りをぶつけるだけでなく、相手のことを考える視点が必要です。
なんで、浮気したんだろうか
なにを不満に思っていたのか
相手の立場にたって、なにを考えていたのか想像しています。浮気が発覚して責められてばかりのときは、どんな気持ちだったのかな。遅くに仕事で帰ってきて、もっと家事をしてよと言われたときは、なにを考えていたのかな。
とにかく、相手の感情と心の中に焦点を当てて考えを巡らせてみます。浮気されたのは、たしかにつらい。でも、配偶者の気持ちに寄り添っていただろうか。イライラや不満をぶつけるだけだったのではないだろうか。そこに気づくことで、自分の行動を見直すきっかけになります。
責められると、自然と人は反発してしまうもの。配偶者がつめたくなり、喧嘩ばかりの毎日でも、あなたの接し方が変わることで相手の心に届くかもしれません。
新婚なのにもう浮気して喧嘩?上手な仲直りの方法と浮気防止対策
新婚なのに、浮気をされた。頭に血が上る出来事です。まだ子どももおらず、結婚したばかりなら、浮気した配偶者とすっぱり別れて人生をやり直そう!と思えるかもしれません。
けれど、配偶者のことを愛している。別れたくない。浮気したことを反省しているし、ギスギスして喧嘩ばかりの毎日ではなく、仲直りがしたい。そんなとき、どんな風に配偶者と接すればいいのでしょうか。
ひとつ大切なのは、冷静になることです。浮気された怒りから、「傷ついた私をなぐさめて欲しい!」「もっと愛しているといってほしい!」と、求めるばかりになり、結果として配偶者を責め立ててしまいます。
怒りから相手の優しさを引き出そうとするのは、うまい仲直りのやり方とはいえません。冷静になり、なにが嫌だったのか、どんな風に傷ついたのか。そして、今後どのように変わってほしいのか。具体的に伝えてみましょう。
そして夫婦の仲直りの条件として、一番重要なのが「二度と浮気をしないこと」です。浮気の防止には、念書や誓約書をつくることをおすすめします。
口では、いくらでも反省の言葉をのべられます。しかし、浮気防止は行動で示すしかありません。浮気を反省しているのなら、それを形にしてほしい。そう伝えて、配偶者に誓約書にサインをしてもらいましょう。
誓約書には、浮気の詳細と二度と浮気はしないこと、そして浮気した場合の違約金について載せるのが重要なポイントです。配偶者の署名と捺印があれば、立派な浮気の証拠にもなります。浮気が発覚した時点から、3年間は慰謝料の請求が有効です。万が一、再度浮気されて夫婦関係に亀裂が入ったら、3年以内なら過去の浮気についても慰謝料の請求ができます。
離婚して幸せになる場合もあれば、そうでない場合もあります。利用できる法律や権利を知った上で、離婚後の生活を具体的にイメージしてみましょう。喧嘩ばかりの関係から離れたいのなら、一時的に別居して冷静に考えることもできます。そうすれば、今後の人生であなたにとってよりよい道が見えてくるかもしれません。