浮気された後の嫌悪感はずっと続く?愛していないと思った時の対処法
夫(妻)に触れられるのも気持ちが悪い!浮気発覚後、嫌悪感を抱く理由とは
愛する夫や妻が、実は隠れて浮気していると知ったら。気持ち悪くて、触れてほしくないと思いますよね。おなじ空間にいるのも嫌。顔を見るだけで、動機がして吐き気がするほどひどい拒否反応を抱く場合もあります。
浮気をした人に、嫌悪感を抱くのはごく普通の反応です。たとえ心から愛していたパートナーでも、浮気していると知った途端すっと心が冷めていき愛は憎しみへと変わります。
浮気したパートナーだけでなく、浮気そのものに嫌悪感を抱くように。心の底から、浮気をうとましいと思う背景には、肉体的な不信感と裏切られて傷ついた自尊心が隠されています。
昨日、私の髪をなでていたその手で、知らない女の人の肌に触れた。愛しているといったその唇で、別の人に愛をささやいていた。肉体的な接触を、自分以外の人と持ったというだけでも不潔だと思うのに、笑顔の裏でしたたかに嘘をついていた。どちらがパートナーの本当の顔なのか信じられなくなります。心の中に潜む不信感が、浮気した夫や妻に嫌悪感を抱かせる原因になるのです。
しかし、夫婦というものは嫌になったから、気持ち悪いからといって簡単に別れるわけにはいきません。一番苦しいのは、嫌悪感を抱きつつも夫婦を続けなければいけないときです。一緒にいるのも苦しい、でも離婚は考えていない。そんなときは、どのように心の中と向き合えばいいのでしょうか。
離婚したい場合、離婚したくない場合。それぞれの嫌悪感との対処法を考えてみましょう。
浮気した旦那と離婚したい!別れたい場合の適切な対処法は?
浮気されて、夫と離婚したいという場合は、どの程度まで浮気の証拠を握っているかがカギになります。
浮気発覚後、一緒にいるのも気持ちが悪い。いくら夫が謝罪したとしても、嫌悪感がぬぐえない。そうしたケースでは、1日も早く離婚したいと思うことでしょう。
けれども、離婚までの話し合いは一歩引いて冷静になることをおすすめします。人が一番動揺するのは、浮気が発覚した直後~1,2週間の間です。その間は、「この人と離婚できるなら、ほかには何もいらない」という、ある意味やけっぱちの心境になっています。
この状態が、悪いとはいいません。しかし、冷静さを欠いているのは事実。感情的に話し合いを進めると、慰謝料も財産分与もなしに離婚という結論に達しかねません。その時点では、「離婚」が最優先課題ですから、別れる決着がついたことに胸をなでおろすでしょう。
しかしながら、離婚後はお金が必要です。しばらくして、気持ちが落ち着いてからあなたがもらえるはずだった権利を思い出し、後悔するケースも少なくありません。
たとえ嫌悪感がいっぱいでも、離婚の話し合いは時間をかけましょう。話を切り出す前に、浮気の証拠を押さえておくことが最も重要です。
もし、浮気した側が事実を認めているのなら、念書や録音で浮気の詳細を残しましょう。誰と浮気したのか。浮気した期間はどれくらいか。肉体関係はあったのか。こうした事実を残しておけば、後々相手が浮気を否定したときも役に立ちます。
浮気を認めていないのなら、確たる肉体関係の有無を示す証拠があったほうがいいでしょう。ラブホテルに二人で出入りする写真がもっとも有力ですが、浮気相手とのメール履歴からパートナーに自白させる可能性もあります。その場合は、自白内容を紙や録音で忘れずに残しておきましょう。
浮気されても夫婦……嫌悪感を抑えて再構築するために必要なこと
浮気されても、別れたくない。子どもや経済的な事情から、別れられない。夫婦で居続けなければいけないのに、相手への嫌悪感がぬぐえない。そうした状況では、苦しい心境に立たされます。
嫌悪感との向き合い方で、一つカギになるのが「時間」です。いまは顔を見るだけも嫌だと思う気持ちも、相手の態度や行動次第では時間とともに必ず薄れていきます。それを知っているだけでも、気持ちが少し楽になるでしょう。
嫌悪感が一番強いのは、やはり浮気が発覚した直後です。どうしてもつらい場合には、いったん距離を置くのも賢い方法です。家を出るのは難しいかもしれませんが、実家や友人の家、ビジネスホテルなど数日間でもよいので物理的な距離を置きます。離れることで、自らの気持ちを整理する時間を確保できます。
浮気発覚直後は、浮気されたショックで心は傷ついています。心のダメージが、寝れない、食べられないといった身体的な症状となってあらわれることも。まずは、あなたの心と体を少しでも休ませるのを最優先事項としましょう。
そして気持ちが落ち着いたら、次にするべきはパートナーと浮気相手をきっちりと別れさせることです。効果的なのは、浮気相手に慰謝料を請求すること。慰謝料は、浮気を終了させるひとつのけじめのようなもの。経済的な負担が発生するとわかれば、逃げていく浮気相手も多いです。
夫婦を続けるとはいえ、こちらがなにもアクションを起こさなければ、浮気相手と関係がずるずる続いてしまいます。勇気を出して、浮気相手と別れてもらうよう話し合いをしましょう。その際、浮気の事実を認めない、「肉体関係はなかった」と言い逃れされる恐れもあります。できるだけ、証拠をそろえたうえで話し合いの場に挑みましょう。
友達の浮気や不倫話を聞くのも嫌なら、そっと距離を置こう
パートナーの浮気を経験したあと、浮気に対する嫌悪感が増します。友人が浮気をしている、誰かが不倫をしている。こうした噂話を聞くだけで心が重くなるでしょう。
所詮、他人のことなのだから傷つくほうがおかしいと考える人もいます。けれども、噂話をきっかけに、フラッシュバックで自らの過去の苦しみがよみがえるのは、おかしいことではありません。
浮気や不倫の噂話を耳にするのが苦しければ、友人とはそっと距離を置いても大丈夫。体調がすぐれないからといって、メールや直接会うのは避けましょう。なぜ会えないのか、理由を正直に話す必要はありません。あなた自身の心を守ることを、優先していいのです。
自らの浮気話を相談したいという友人は、ただ話を聞いてくれる相手を探しているだけ。悲しいことに、別の話し相手が見つかればそこに移っていきます。しょせんは、それだけの関係性です。それに、あなたの心を犠牲にするのはやめましょう。嫌悪感を抱くような噂話から距離をおくのが、心を健全に保つ方法です。
浮気の嫌悪感をほおっておくと、重大なストレスに!どうしたいかを決める
離婚はしないからといって、相手への嫌悪感を我慢していると、どんどん心の重荷になっていきます。夫婦関係が冷え切るどころか、あなた自身の感情が死んでいってしまうのです。
浮気された側のあなたには、「こんなにも浮気のせいで苦しんでいる」とパートナーに伝えてもいいのです。言葉に出したり、思い切って泣くことで心のストレスを軽減させる効果があります。
離婚しないからといって、すべてを我慢する必要はありません。浮気の責任は、きっちりと償ってもらいましょう。たとえ離婚をしなくても、浮気の証拠があれば、浮気したパートナーから慰謝料を請求することも可能に。
浮気の再発防止に念書を用意したり、パートナーの同意のもと一定期間GPSで行動を監視したり、浮気防止対策は二人の信頼関係を回復させるのに役立ちます。もしそれでも夫婦関係を続けられないと思ったなら、別居やそのときに離婚を決めるなど、未来にも選択肢は残されています。
本当の気持ちに蓋をしてしまうと、あなた自身の感情がわからなくなってしまいます。嫌なことは嫌と伝えていいのです。もし、その苦しみに相手が寄り添ってくれるのなら、再構築の道も開かれるでしょう。