夫(妻)が浮気してる?グレー状態でシロクロはっきり分からない時は…
夫(妻)が浮気してる?はっきり分からないグレーな時にとるべき行動
夫の携帯に、知らない女性からのメッセージが表示されていた。「会いたかったのに、残念でした」ハートマークがついていて、普通の関係ではないと思える文章。もしかして、浮気してるの?
携帯のメールから、浮気の疑いをもつパターンは非常に多いもの。問題なのは、浮気かどうか断定するのは、1通のメールからでは難しいこと。冒頭のような状況であれば、誰もがグレーな状況に、配偶者に問い正すべきかを悩むでしょう。
「浮気してないよね?」と聞きたくても、その先の返答を考えると勇気がでませんよね。携帯のメールも、コッソリと盗み見たのであれば、言い出すのもためらいます。
配偶者が本当に浮気しているのか、グレーなときにとるべき行動は、大きく分けて3つあります。
・泳がせて証拠をつかむ
・黙認する
配偶者の性格によっては、感情的に責めるほうが効果的な場合もあります。しかし、その後の夫婦関係を考えると、あまりおすすめできる対処法ではありません。
浮気を阻止したいのか、それとも離婚を視野にいれて対応するのか。あなたの気持ちによって、どんな方法がよいか変わります。
疑わしいメールを発見しても、まずは冷静になりましょう。可能であれば、そのメールを写真で撮影し、相手の名前と連絡先を書き留めておくのが理想的な第一段階のステップです。
浮気がグレーなら泳がしてみるが正解とは限らない!未遂だったら…
浮気がグレーな状況で、よく言われるのが「配偶者を泳がせて、様子をみる」という方法です。
この方法は、確かに浮気の証拠を手に入れるには有効かもしれません。しかし、すべての人にお勧めかというと、そうともいえません。
なぜなら、泳がせることによって、気になる異性とメールで挑発している段階から、性的関係をもつ浮気へと発展してしまう恐れがあるからです。
いわゆる、「浮気もどき」の段階であれば、はっきりと釘を刺した方がよい場合もあります。メールしている本人は、久しぶりの恋愛の高揚感で、その行為が家庭を傷つけるものだと気づいていません。ラブメールを交わし、二人きりで食事をし、その先に待ち受けるのは既婚者にとって真っ暗な落とし穴です。
きっぱりと指摘し、家庭もろとも修羅場に転落するのを阻止できるのは、配偶者だからできること。
釘を刺す場合は、次の点を心がけましょう。ポイントは、感情的にならずに強気の態度で指摘することです。
・把握していることの事実を述べる。
探り合いは不要です。「これこれこういう状況で、あなたが異性とやりとりしているメールを見ました」と簡潔に伝えましょう。
・「浮気していない?」ではなく、「浮気しないで」
釘を刺すというのは、浮気を阻止するためです。相手に浮気しているかどうかを確認するのはやめましょう。「どんな関係かは知らないけど、浮気はしないでね」と浮気を許容しない姿勢をみせましょう。
・浮気したら、どんな結末になるか伝える
一番重要なのはこの点です。「もし浮気したら、子どもと一緒に出て行きます」と、浮気により家庭が崩壊することを配偶者に教えてあげます。
グレーな状況で、恋愛ごっこを楽しんでいる配偶者は、「これぐらいなら大丈夫だろう」と考えています。釘を刺して浮気に発展するのを阻止したければ、「いまの状態はNG」「これ以上進むなら、家庭が壊れる」とはっきりと伝えましょう。
それだけで、配偶者に心当たりがあれば、ぴたりと怪しい行動はおさまるはず。釘を刺すときは、相手が束縛を感じたり責められてると思わないよう、短時間で切り上げることも重要です。
疑心暗鬼?浮気はしてない潔白なのにグレーに思えてしまうことってある?
一度浮気を疑い出すと、すべての行動が怪しく思えてしまいます。
携帯電話を使っているだけで、「浮気相手と連絡をとっているのかな?」すこしでも帰りが遅くなれば、「浮気相手とデートしているのかな?」休日出勤や出張があろうものなら、心配で押しつぶされそうで何も手につきません。
頭の中が疑惑でいっぱいになり、夜も眠れなくなる前に、「浮気ではない」可能性について考えてみましょう。
純粋に、仕事が忙しく家でも作業しなければいけないのかも。相手を労りつつ、「お仕事大変そうだね、大丈夫?」と会話をすれば、いまの職場での状況を話してくれることもあります。
同僚の子どもが熱を出して、カバーしなきゃいけないんだ、とか、新しい上司になって仕事のやり方が変わり覚えるのが大変で・・・など、具体的な話が聞ければ「浮気じゃないんだな」と安心できるかも。
配偶者には言いにくい愚痴を、友達にこぼしているかもしれません。夫婦といえども、プライバシーを尊重することは大切です。心配という気持ちで、相手の領域に踏み込みすぎないように気をつけましょう。
まだ確証もない段階で、寝ても覚めても浮気の心配ばかり。浮気の疑惑で頭がいっぱいになると視野が狭くなり、間違った行動に走ってしまう危険性もあります。
そんな時は、信頼できる友人に話を聞いてもらうなど、気持ちを吐き出して別の視点に切り替えられるとよいでしょう。
クロに近いグレー|浮気してないと信じたいからクロではないと思いたい?
二人でビジネスホテルに泊まった領収書が出てきた。限りなくクロに近い状況なのに、本人に問いただしたら「出張」や「朝まで話していただけ」など、言い訳をする。
配偶者が浮気の事実を認めなければ、グレーな状況はいつまでたってもクロになりません。
浮気の事実を認めるのは、とても怖いこと。浮気している、ということが確定になれば、いままでのような平和な夫婦関係は壊れてしまうかも。そう考えると、客観的に見れば「浮気は確実」と思える状況でも、「浮気かどうかはまだわからない・・・」と思いたくなりますよね。
夫婦仲が不仲で、浮気をきっかけに離婚を言い渡してやる!と考えるのであれば、浮気の証拠をつかみ、徹底的に責任追及するのがよいでしょう。
しかし、離婚はしたくない。配偶者をまだ愛している。浮気の事実を認めるのが怖い、というのであれば、浮気の証拠を集める前に、「あなたはどうしたいか?」を考えるほうが大切です。
シロクロはっきりさせるより、もし浮気をしていたらどうしたのか…
配偶者に浮気された時に、多くの人が考えるのが
「浮気を認めて、謝ってほしい」
ということです。離婚や慰謝料など現実的な話の前に、浮気したことを認め、自分の苦しみに対して謝罪の言葉がほしい。苦しみを終わらせるために、浮気相手との関係を清算してほしいと望みます。
もし、配偶者が浮気は遊びで、浮気したことを反省する素振りを見せるのであれば、話し合いで解決できる可能性が高いです。浮気をやめることを誓ってもらい、浮気相手にもその場で連絡してもらうのが効果的。気持ちが収まらないというのであれば、あなたから浮気相手に「もう二度と近づかないでください。」と、釘を刺すのも一つの手です。
配偶者が浮気相手との関係に未練を感じているようであれば、あなたから浮気相手に接触し、強気の態度で関係清算を迫りましょう。浮気の証拠を用意し、慰謝料請求をします。交渉において、甘い顔をすると相手はつけあがります。浮気した場合のペナルティーも含め、厳しい条件を突きつけましょう。
相手が浮気の事実を認めなかったり、裁判で離婚や慰謝料について争うことになるのであれば、最悪の事態を想定して、有効な不貞行為の証拠を集めましょう。
しかしこれらは全て、相手を打ち負かすための方法です。夫婦として一緒に暮らしていくのに、大切なのは寄り添うこと。
あなたの願いが配偶者の離れた気持ちを取り戻すことであれば、白黒はっきりつけることよりも、一緒に過ごす時間を増やし互いに理解するほうが有効かもしれません。
家にほとんど帰ってこれないほどの激務を心配し、労ってあげましょう。浮気しているかも、という怪しいやりとりを異性としているようであれば、「信じているから」とだけ伝えて待つ方法もあります。
長い人生の中で、配偶者以外の人にときめいてしまうこともあるでしょう。気持ちは自由です。咎められることで、余計に反発してしまうこともあります。
たとえ疑わしい行動があっても、むやみに責め立てたりしない。まずは相手を信じ、夫婦の関係性を見直すことが大切だといえるでしょう。