夫は浮気に罪悪感がない!?既婚者男性に罪の意識を与えるには子供?
既婚者男性が浮気しても罪悪感を感じないってどんな心理?後悔しないのか…
「セックスは、スポーツみたいなもんだよ」
明るく言い放った男性の知人がいます。彼は既婚者。彼の言う「セックス」は、もちろん奥様とのことではありません。年下の若い女の子や、取引先の女性、会社の同僚。よいなと思う女性に声をかけては、不倫という関係を持つことに罪悪感はないというのです。
浮気の陰で、男性の奥様は泣いているのかもしれないのに。浮気を「悪いこと」と思っていない男性は、どこかしら根本的な考え方が違うようにも思えます。
それとも、奥様に知られたとしても、家庭が壊れるほどの「重大なこと」ではないと思っているのかも。もしくは、恋愛の刺激と熱にうなされて、「自分さえよければいい」と自己を正当化している可能性もあります。
浮気する既婚男性は、罪悪感を抱かないのでしょうか? 愛する妻がいようと、ほかの女性を抱けるその心理について探ってみましょう。
結婚前はしなかった?罪悪感なく浮気するタイプは昔からとは限らない
浮気する男性は、遊び人というイメージがありますが、一概にそうとは言えません。結婚前は恋人一筋。浮気なんて考えたことがないという男性が、既婚者になったとたん「火遊び」をしてしまう場合もあります。
・ずっと妻だけ、という状況からちょっと遊んでみたい
真面目だった男性が、罪悪感なく浮気してしまうケースだと、はじめから浮気を「遊び」だと捉えています。大恋愛をして結婚したというよりは、女性との出会いがなく、友人の紹介やたまたま知り合った女性と気が合ったので結婚した、という人に多いパターンかも。
いままで女性に免疫がなかった。結婚して、妻を抱いてみたけれど、セックスも結婚生活もこんなものかな、と思っている。
そこに、会社の先輩に誘われてキャバクラに連れて行かれた。きれいに着飾った女性たち。先輩が、不倫経験の武勇伝を語っている。自分が知っている女性の数は妻ひとり。経験人数が少ないのも、男性としてのコンプレックスを刺激される。セックスの相性も、女性によって違うらしい。俺だって、やればできるんだ。妻以外の女を抱いてみたい。
それが、罪悪感のない浮気の出発点かもしれません。相手は、キャバクラの女性かも。もしくは風俗に通って、お気に入りの子にはまってしまったり。会社内で、自分を大きく見せられる後輩の女性を誘うかもしれません。
いずれにせよ、浮気を考える時点で、「浮気したら妻が悲しむかも」という視点は持ち合わせていません。浮気が発覚し、妻の涙を見てはじめて、自分のしたことの重大さに気づき後悔するのです。
妻が妊娠中で大変でも浮気するのは罪悪感なし?結婚して子供がいても関係ない?
浮気する男性は、「俺が浮気するのは、おまえが悪いんだ」と自己を正当化した身勝手な理由を頭の中で作りがちです。
たとえば、妻が妊娠中の浮気。体の変化から妻の性欲も変化し、セックスの機会が減ってしまった場合、夫は「性欲発散のために、浮気は仕方がない」と勝手な理由を作ります。子どもが生まれたら、24時間赤ちゃんに手がかかりきりで、とても夫婦の時間を持つ余裕がないという場合、「さみしいから」という理由でほかの女性と浮気をしてみたり。
このような状況では、夫の頭の中では、「自分は被害者」だと考えています。妻が夫をかまってくれないから悪い。妻の置かれた状況を一切無視した上で、身勝手なへりくつを考え出します。
子どもが生まれたら、変わるかもしれないと期待しても、家庭での居場所を感じられなくなったことにより、余計に浮気に没頭する最低な男性もいます。このようなタイプの夫に、一番のショックを与えられるのは、子どもを連れて妻が家を出て行くことかもしれません。
夫に浮気の罪悪感を持たせるには?罪の意識を与えるにはどうしたら?
浮気が悪いことだと認識していない、もしくは無自覚な夫に気づかせるにはどうしたらいいでしょう?
浮気に罪悪感を抱かないことの背景には、夫が妻のことを見下している、という点があると思います。「妻は、知恵が回らないから離婚や慰謝料なんて言い出さないだろう」「経済的にも離婚したら、損をするのは妻のほう」そんな風に考えて、いくら浮気をしても妻が出て行くことはないと、高をくくっているのです。
そのようなタイプの夫には、妻が実際に行動に移してみるのが一番です。
・浮気相手に慰謝料請求をする
遊びで浮気をしている夫は、浮気相手が誰か妻にはわからないだろう、と思っています。なので、調べれば証拠はたくさん出てくるかもしれません。探偵事務所に依頼して、浮気の詳細な報告書を手に入れるのも、その後の追求に役立つでしょう。
・夫の両親を味方につける
妻の言葉は聞かないけれど、強い立場の人からの言葉には弱いということもあります。浮気の証拠をそろえ、義両親にいかに夫がひどいことをしているのか伝えましょう。とはいえ、義両親にも自分の子どもをかばう気持ちはあると思います。全面的に夫を避難するのではなく、自分にも落ち度があったけれど…と前置きした上で、夫を更生させるために力をかしてください、という流れにするのも効果的です。
・離婚届を置いて出て行く
妻を甘く見ている夫には、ここまでしないとわからないかもしれません。記入済みの離婚届を机の上において、荷物をまとめて出て行きましょう。「実家に帰ります。」と一言だけ連絡し、直接会いにきて土下座をするまでは、連絡はすべて拒否。すぐに許すのではなく、夫に何が悪かったのかを考えさせることが重要です。
そこまでの強硬手段はとりたくないという場合、夫の性格にあわせた対処法が必要です。北風と太陽の話のように、責めるだけでは相手が反発するかもしれません。
・夫に対して、特別優しく接する
浮気していることを、「妻に冷たくされるから」と理由をつけて正当化している夫には、逆に優しく接して浮気の言い訳をなくしてしまいましょう。仕事から帰ってきたら、丹精込めた手料理でもてなす。仕事の愚痴を、何も言わずに優しく聞いてあげる。家事を手伝ってくれたら、盛大に褒める。単純なようですが、妻に受け入れてもらえると感じるだけで、「浮気は悪いからやめようかな…」という心理が働くことがあります。
・子どもに対して、立派な親でいてほしいと伝える
子どもがいる場合は、親としてどうあるべきかを伝える方法もあります。もし、親が浮気をしていると知ったら…子どもは悲しむでしょう。公になれば、学校でいじめられるかもしれません。「子どもに言えないことはしないでね」と、テレビで浮気の話題が流れたらさりげなく釘をさしてみましょう。
浮気に罪悪感がない夫なら離婚すべき?してくてもできないならどうする…
夫の繰り返す浮気に悩まされるようなら、すっぱりと諦めて離婚するほうがいいかもしれません。しかし、経済的な理由や、子どもがいることで簡単に離婚するわけにはいかないという場合もあります。
そんなときは、考え方としては「子どもの父親だと思う」「家計を支えてくれる人だと思う」と割り切る方法もあります。
しかし、妻が我慢して夫の浮気を黙認していると、ある日身勝手な夫から離婚を切り出されることもあるかもしれません。もしもの事態に備えて、立場が不利にならないように、夫が浮気をしている証拠を残しておくことをおすすめします。
探偵事務所に依頼して得た報告書を、どのように使うかはあなたの自由です。耐えきれなくなったときに、離婚と慰謝料請求の切り札にすることもできます。もしくは、いざというときにこれがあれば安心と、普段のお守りとして持っておく方法もあります。
他人を変えるというのは難しいもの。浮気を繰り返す夫を更生させようとするよりも、あなた自身が変わることで夫の罪の意識に訴えたり、見切りをつけて新しい人生を出発するほうが、解決には早いかもしれません。