妻の浮気が心配でも束縛は嫌われる?嫉妬せず円満な夫婦になるには
妻の浮気を心配するのは夫として当然!でも行きすぎは束縛?
不安や嫉妬が行きすぎると、束縛がはじまります。束縛とは、「相手を思うとおりにコントロールしようとすること」です。異性への友人との連絡を禁止する。休日の外出は、夫婦一緒ではないとダメ。
こうした配偶者の行動を過度に制限することは、一歩間違えると「束縛」になります。束縛は嫉妬深い女性がするものと思われがちですが、そんなことはありません。男性でも妻の浮気を心配するあまり、束縛してしまう可能性があります。
妻の男友だちが多ければ、夫はなにかと心配です。友人とはいえ、男性と二人きりで食事するのは反対だという人もいるでしょう。浮気に不安になるのは、夫婦であれば当たり前のことです。
けれども過度の心配は束縛となり、やがて妻に嫌われることになりかねません。相手を心配するあまり、不安感が増して攻撃性に転じると「モラハラ夫」になる危険性も。
どんな行動が束縛になるのか、それは人によって違います。異性への友人と二人きりで会うべきではないと考える夫婦もいれば、夫と妻でまるきり異なる考え方の場合もあります。重要なのは、価値観を妻とすり合わせることです。既婚者だからという節度と相手を尊重する姿勢の両方が、円満な夫婦生活には必要です。
妻が男友達と遊ぶのを禁止したい!節度と束縛の境界線
夫が妻への対応で悩む一例として、妻と男友だちとの付き合い方があげられます。妻が異性の友人とどれくらい親しげに付き合うのか。線引きは難しいところです。男友だちと一緒に遊ぶことを、まったく気にしない夫もいます。
一般論でいえば、結婚したなら二人きりで異性の友人と会うのは控えるべきと考える人は多いです。とりわけ、夜に男友だちと二人きりで食事をし、お酒を飲むというシチュエーションに抵抗を覚える方はいるのではないでしょうか。
けれども、「一般的」な考え方をすべての夫婦に適用することはできません。個人のバックグラウンドによって、考え方は違います。田舎か都会か。働いているのかそうでないのか。友人が多いか少ないか。なにを良しとするかの基準は、人によって異なります。
もしあなたにとって、妻が男性とラインをする姿を見るのは嫌でも、妻がそこに問題意識を持っていないこともあります。あなたが「結婚したなら男友だちと連絡をとるべきではない」と「一般論」を振りかざしたとしても、妻は納得しないでしょう。
なぜ妻は異性の友人とのやりとりをするのか。なぜあなたはそれをダメだと思うのか。その違いを知ることから、スタートすることが肝心です。
たとえば、男女では「友だち」の捉え方が違うといわれています。女性は、異性の友人を「友だち」として考えます。男性は、「友だち+性の対象」として見ることが多いといわれます。飲み会でお酒が入れば、セックスへのハードルも下がる。そんな男性的な考えを知っているからこそ、夫は妻が男友だちと遊ぶことを禁止したいのではないでしょうか。
浮気の明確な境界線は、セックスです。もちろん、世の中には気持ちが移った点で「浮気」と考える人もいます。しかし、法律的には性的な関係を結んでからが「浮気」と判断されます。妻が男友だちと一緒に食事をするだけでは、慰謝料請求や離婚など法律的な責任を追及するような浮気とはいえません。
なにをもって束縛となるかは、夫婦の問題です。お互いによければそれでよい。どちらかが嫌だと思うなら、歩み寄ることが必要です。
束縛される妻ほど浮気する心理とは?激しい嫉妬は嫌われるのか
束縛する夫は、妻の浮気が心配だから束縛します。しかし、それは逆効果です。束縛を強く感じる状態ほど、浮気の可能性が高くなります。なぜならば、最大の理解者であるはずの夫が、自分の行動を制限してコントロールしようとする「敵」に変わってしまったからです。
激しい束縛や嫉妬を受け続けると、妻の心は離れていきます。束縛する男性が一番大事にしたいのは、妻ではなく「自分」なのです。束縛も嫉妬も、妻のためではありません。「自分」の幸せのために、妻をコントロールしようとしているのです。
人は、誰かに操作されることに恐ろしいほど敏感です。男友だちと連絡をとるなと言い続けたり、遊ぶのを禁止したりしていれば、いつかは妻は夫に対して「嫌悪感」を抱くようになります。自由が制限されるほど、自由になれる場所を求めるのです。
夫が束縛するから、一緒にいる。けれども妻の愛情はもう冷め切っている。そんな夫婦になって一緒に生活するのは、はたして幸せと呼べるのでしょうか。
妻に浮気をしてほしくない。愛しているから一緒にいたいと思うのであれば、するべきは束縛や嫉妬ではなく、妻のことを理解し大切にすることです。愛情を注ぐことで、妻からの愛が返ってくるのです。
円満夫婦と浮気防止のポイントは「愛情を伝えること」!
では、浮気されず束縛もなく、円満な夫婦になるにはどうしたらよいでしょうか。重要なのは不安や嫉妬に駆られるのではなく、妻に愛情を伝えることです。心配や不安な気持ちを伝えてはダメ!ということではありません。伝え方を考えましょう。
たとえば、妻が外出して夕方を過ぎても返ってこない。そんなとき、何かあったのではと不安になりますね。そのあなたの不安を解消するために、妻の気を悪くせずにやりとりするには、どんな伝え方がベストでしょうか?
こうした愛情からくる相手を心配する行為は、受け取る側もストレスを感じずにすみます。
このような言い方は、束縛です。不安のあまり、妻の行動を制限しようと攻撃的になっています。
相手の行動を変えてもらうよう要求することは、とても繊細な問題なのです。自分が楽しんでいる趣味を、家族の時間を大切にするように止めろといわれたら、いい気分にはなりませんよね。それと同じような気持ちを、束縛されたら妻は味わうことになります。
相手を変えることは難しいのです。自分が変わることのほうが、簡単です。妻を信じて、愛情を表現することが重要です。
もちろん、妻が無断で朝帰りするなど、節度の一線を越えた行動をしたときは注意したり話し合うことが必要です。しかし、普段の生活の中で感じる不安や嫉妬を、そのまま妻にぶつけても良い結果をうみません。妻の気持ちをまずは大事にすることが、円満な夫婦生活につながるでしょう。
妻の浮気が心配で疑心暗鬼になるなら、プロの探偵事務所に相談を
それでも、妻の浮気が心配になる。男友だちとラインをしたり親しげにメールしてれば疑ってしまう。そんなときは、まずは妻の行動を観察しましょう。浮気している人には、何かしらの変化があらわれます。
浮気と思われる兆候をチェックしましょう。
・スマホを家の中で持ち歩き、お風呂場やトイレまで持ち込むか?
・夜の営みの変化はあるか?
・帰宅時間が遅くなったり、友人との外出が増えたか?
妻の行動を観察して、それでも疑わしいと思ったら確かな浮気の証拠を手に入れましょう。全ての行動が怪しく感じて、妻の携帯を盗み見なければいけないくらいなら、プロの探偵事務所に調査を依頼するのもひとつの解決策です。
浮気しているか白黒ハッキリつけば、安心できます。妻の携帯をチェックするのは、浮気の不安を解消することにはつながりません。行為がバレたら、妻からの信頼を失うリスクのほうが大きいもの。
妻の行動が怪しい気がする。浮気がどうか確かめたいということなら、無料相談を利用して探偵事務所に見積もりをとってみるのがいいでしょう。
愛情が深すぎる故の心配も、伝え方次第で束縛に変わります。妻のことを尊重して、愛を伝えることが円満な夫婦関係を築くポイントです。