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【恥ずかしい勘違い】美人過ぎる妻の浮気が心配で尾行してみた…。

生まれてきてよかった!私の人生で一番嬉しい出来事

結婚3ヶ月、得意先回りで「何かあったの、やけに嬉しそうじゃない」と最近よく言われます。それもそのはず、私は31歳でやっと結婚、念願の妻帯者になりました。31歳はそんなに晩婚ではありませんが、やっとと言うには理由がありまして・・。私が居住する街の図書館にチョット寄ったとき、図書館に勤める美しい女性を見初めたのです。透き通る様な白い肌、亜麻色のしなやかな長い髪、細身の体に、清楚な雰囲気、どこから見ても絶世の超が付くほどの美人。それが今では私の自慢の妻、家内のことを想うとつい口元は緩み、だら~っとなってしまうのです。

図書館で妻に一目惚れをした私は、それから欠かさず図書館に通いました。二言三言、言葉が交わせるようになった頃、それこそ、清水の舞台から飛び降りるつもりで「お茶でもどうですか。」と妻を誘いました。当然断られると想っていましたが、優しさタップリの笑顔で「いいですよ・・」と、変な言い方ですが・・物静かに、しかも清楚に、言われたのです。今思い出してもヨッシャーって感じ、分かって頂けるでしょうか。

そんな妻を嫁に貰って私の人生捨てたもんじゃない・・と想っていたときに、結婚式に招待した同僚や上司に「あんなに綺麗な奥さん、家に置いといて心配でしょうがないだろう。」と口々に言われました。私には出来過ぎた嫁に心配心が沸々と湧いてきたのです。

美人だから、私には勿体ないと思ってしまうがゆえに….

仕事から帰ると食事の支度は万全で、風呂は沸いてるし、パジャマは毎日洗濯してあって湯上がりの体に心地よく、食卓に座れば冷蔵庫から冷えたグラスを差し出され、「今日も1日ご苦労様」とビールを注いでくれる妻。出来過ぎた妻は私の8つ下の現在23歳。非常勤で勤めていた図書館にソロソロ復帰しようかしら・・と言い始めていますが、今は家に在宅中です。

ふと気になって、昼間家に戻ると妻の姿がありません。仕事の途中だったので、家で待つ訳にもいかず、妻の携帯に何度か電話を入れましたが連絡は取れませんでした。私は背筋が寒くなり全身に鳥肌が立ちました。私はこの瞬間、妻の浮気を疑い始めました。

その晩、妻に昼間チョット家に寄ったことをストレートに話しました。妻はあっさりと「美容院で毛先をカットして貰っていたの」と答えました。ストレートヘアの長い髪の妻です。少しくらいカットしたかしないか見分けも付かず、妻を疑いながらも「そうか、そうだよね。ウン、ウン」なんて言いながら妻の髪を撫でました。

その翌日もヤッパリ気になったので、得意先に行く前、11時過ぎに家に寄りました。一通りの家事が終わっていて掃除も終わっている様子でした。しかし、妻の姿は家にありません。私はいよいよ妻の浮気を疑いました。普通に出社して、家の近くで妻の様子を見張る行動に出てしまったのです。

一度疑いだすと全てが怪しく思えて、不安になってしまう

二三日は家に居た妻がやはり、どこかへ出掛けていくのを目撃しました。尾行しようと車に乗り込みましたが、この車では妻に尾行がバレると車をパーキング場に預け探偵気取りでした。この日の妻の行動は近所のスーパーで食料品の買い出しと銀行のATMの操作、何の不自然さもありませんでした。しかし、一度疑いを持った私の心は収まりません。浮気をしているなら絶対突きとめると想うようになりました。

その晩、私が先にベッド横たわり、妻がドレッサーで髪を解かしている様子を見詰めていました。就寝しようとベッドに入ってきた妻を抱き寄せようとしましたが、妻に「今日は、ちょっと」と断られてしまいました。こうなってくると益々疑心が大きくなって、妻が見知らぬ男に抱かれる妄想まで浮かび上がってきます。翌日も私が妻を尾行したことは言うまでもありません。

いつものように、普通に出社して普通を装っていました。この日、妻はいつもより早い午前10時に家を出ました。私はこの時、全身から力が抜けていくのを感じました。ああ、妻は浮気をしているのだと想ってしまったのです。どうにでもなれと妻を尾行すると着いた先は、大きな入院施設付きの産婦人科病院。私は「エッ?」と、想いながら妻の後を追いました。待合室にいた妻に驚かれながら「もうすぐ結果が出るから」と妻に言われ、一緒に診察室に入りました。産婦人科の先生の前に二人並んで診察結果を聞きました。「今日は、ご主人もご一緒ですか。おめでとうございます。」と先生にニッコリ微笑まれました。

妻は浮気をしていた訳ではなく妊娠しているかも知れなかったので、昨日、断ったと恥ずかしそうに私に言い「黙っていて、ごめんなさい。」と言いました。「ごめんなさい」は、妻を疑っていた私の方ですが、浮気を疑っていたなんて口が裂けても妻には言えません。

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