夫が冷たいのは浮気のせい？夫婦の仲をよくしたいときにできること
夫が妻に冷たくなる心理とは？不機嫌や口数が少ないのには理由がある
恋人時代や新婚の頃とは違って、夫婦とは長年連れ添ったらそっけなくなるもの。夫が無愛想だったり、口数が少ない冷たい態度を「当たり前」と思ってはいないでしょうか。
たしかに、一緒にいる時間が長くなると、脳内では愛情ホルモンという「オキシトシン」が分泌されるようになります。恋愛のドキドキとは違う、安心感を得られる状態です。
けれども、そっけなかったり、冷たい態度をとられると「夫婦ってこんなもの？」とむなしく感じたりもします。あまりにも夫の態度が冷たければ、浮気でもしているのかな…と心配になることも。
最近夫の態度が冷たいと感じたら、その裏にはなにかしらの理由があります。
・仕事で疲れている
働き盛りの男性によくあるパターンです。仕事にやりがいを感じており、ハードワークにも耐えられます。とはいえ、残業や休日出勤が続くと疲労がたまります。家ではすこし休みたい。そういった疲労や余裕のなさから、妻に対して優しくする気遣いが減っていきます。その結果、不機嫌だったりそっけない返事をされるなど、冷たい態度が増えていきます。
・妻の態度に不満があるけど、口に出せない
夫が妻に対して、不満を抱いているパターンです。長年の結婚生活の中では、相手の粗も目につきます。掃除の仕方がズボラだったり、結婚して太ってだらしない妻の体だったり、気になるポイントはさまざまです。妻がきれい好きで完璧主義のため、家でくつろげず不満をためるケースもあります。
・浮気をしている
急に夫の態度が冷たくなったと思ったら。仕事の疲れ以外に、浮気を疑ったほうがいいかもしれません。浮気している夫は、妻と浮気相手を比較して、勝手に心の中で不満をふくらませます。そうした不満が、妻への冷たい態度となって表れます。
夫の冷たい態度を、「新婚でラブラブでもないし、しょうがない」と放置していると、思わぬところで夫婦関係の亀裂が入るかもしれません。夫の態度が冷たくなったと感じたら、仲のよい夫婦に戻れるように、ちょっとした気遣いを試してみましょう。
夫が冷たい原因はなに？愛情表現が豊かな妻のいる家庭ほど、夫も優しくなる
どうして夫が冷たい態度をとるようになったのでしょうか。まずは、原因を推測してみることが重要です。夫が冷たいという家庭は、妻の態度に不満があるというケースも多いです。夫婦は合わせ鏡のようなもの。夫が不満を感じてぶすっとしているとき、妻も同じように不機嫌な顔をしています。
人の機嫌というのは、家庭内で空気の中を伝わっていきます。つまり、妻が優しくできないから、夫の態度が冷たくなるという悪循環です。いつも責め立てるような口調の妻だったら、夫はどう感じるでしょう？
たとえば、夫が食器を洗ったあと。「ここも汚れてるよ！ちゃんと洗ってよ！」と妻がありがとうも言わずに指摘だけしては、夫は「せっかくやったのに」と不満に思うでしょう。とくに、家事に対して指摘するときは、気をつけなければいけません。感謝されずに「改善点」だけ伝えられるというのは、否定されているように感じてしまいます。
まずは、やってくれたことに感謝します。そして、10回に1回ぐらいの気持ちで、「ここもできてれば、完璧だったよ」と伝えるぐらいの感覚がよいでしょう。
妻からすれば、やれて当然のことでも、夫からすれば、毎日やっていることではないのです。不慣れな点があるのは当然です。同じ家の中で過ごしていても、家事のスキルレベルに差があることを、認めて接するというのは重要です。
また細かい家事のルールを決めると、険悪になりがちです。ある程度は見て見ぬふりをできるのが、一番平和かもしれません。
急に冷たくなったのは浮気のせい！？確かめたいときのベストな対応
夫の冷たい態度が、浮気という可能性もあります。浮気かどうか確かめたい…そんなときは、どうするのがいいのでしょうか。
・スマホチェックはNG
浮気を疑うと、つい夫のスマホを見たいという衝動に駆られます。しかし、スマホチェックは慎重になる必要があります。スマホを勝手に見ることは、プライバシーの侵害にあたります。もし夫にバレたら、信頼関係にヒビが入ります。浮気が勘違いであれば、よけに夫婦関係が悪化してしまうでしょう。
・まずは優しくしてみることが大事
夫がとる冷たい態度に、妻が悲しんでいると余計に夫の攻撃性が増すことがあります。「自分より弱い立場の妻」と認識するためです。夫がそっけない態度をとったり、不機嫌でいるときは、まずは気にせずにかつ優しく接してみることが重要です。
相手の発言を否定しない。ほめる。好きなことをさせる。ストレスがたまっているだけなら、それで夫の態度は優しくなるでしょう。
まったく夫の様子が変わらない。余計に冷たくとげとげしい態度になるのであれば、原因は妻ではありません。ほかのところにあります。そんなときは、夫と話をしてみましょう。最近、なにかあったのか。借金だったり、仕事で悩みを抱えているのなら、打ち明けてくれるかも。
話し合うことを濁されたり、妻と向き合う姿勢がなければ、夫の愛情に異変が起きている証拠です。浮気の可能性が考えられます残業や休日の外出が本当なのかチェックしましょう。鞄の中を確認すれば、浮気の兆候が出てくるかもしれません。
夫が冷たい家庭では、離婚のリスクも高くなる！仲良くするための対処法
浮気だけが、離婚の原因になるわけではありません。性格の不一致という点も、大きな離婚の原因となります。一緒に暮らしているけれど、仲良くない夫婦。冷え切った関係。これには、セックスレスも含まれます。
夫が冷たい、イライラしている。でも、離婚はできないし…生活費さえ入れてくれれば、問題ないと思っていたら大間違いです。冷たい態度の夫を放置していたら、ある日離婚を言い渡されるかもしれません。
夫婦仲を円満にし、仲良くすごすためにはどうしたらいいでしょうか。
・セックスもふくめ、スキンシップを増やす
夜の営みやスキンシップの回数が多い夫婦ほど、仲がよいといわれます。セックスは、心のコミュニケーションでもあるからです。最近レスだな…と思ったら、手をつなぐ・マッサージをしてあげるなど、ボディタッチのスキンシップを増やすことからはじめてみてはどうでしょうか。
・夫の好きな料理を作る
帰宅したときに、温かい料理ができていると嬉しいもの。子どもがいたり、共働きなら毎日は難しいかも。休日など、出来る範囲で相手のことを考えて料理を作ってみるのはどうでしょう。自分のために、なにかしてくれたという気持ちを、夫は嬉しく感じます。
・疲れているなら一人の時間を作ってあげる
冷たい態度が、仕事の疲れからきているということもあります。特に、睡眠不足が続くと体調不良になります。休日に家族で一緒に過ごすことは大切。でも、夫が疲れていると感じたら、一人でゆっくりできる時間を作ってあげてみては。夫も休んだ後は、元気に普段の態度に戻るかもしれません。
妊娠中や子育て中なら余裕はないが…夫の気持ちを想像することが大事
夫に優しくすることが夫婦円満の秘訣とわかっていても、余裕がないこともあります。特に、妊娠中や小さな子を育てていれば、毎日が大変です。
優しい態度をとれば夫も優しくなることは頭でわかっていても、心や体がついていかない。わたしばっかり苦労してる…！というマイナス思考に陥ってしまうことも。
そんなときは、まずイライラや悲しみから離れて、冷静になってみましょう。夫の嫌なことばかりを思い出すと、そこに気持ちがとらわれてしまいます。
スマホでマンガを読んでみるなど、あえて違うことをすると、少し気持ちが落ち着きます。SNSで、不満をつぶやいてみるのもよい方法です。文字にすることで、感情が整理されます。別のことをして落ち着いたら、次は夫の気持ちを想像してみましょう。
冷たい態度をとった夫は、どんな気持ちだったのか。仕事の激務で疲れていたのでは。こんなところを嫌だと思ったのでは。相手の立場にたって、できるだけイメージしてみるのです。
そうすると、夫だけが悪かったのではないという気持ちが湧いてきます。そのときが、「どうしたら夫婦が仲良くなれるか」を考えるように心が切り替わったタイミングです。
イライラしたり、怒ったりして申し訳なかったなと思ったら、素直に夫に伝えられるのがベストです。口で直接言うのが難しければ、ラインなどのメッセージでもいいでしょう。
夫婦は毎日の生活が続いていくもの。今日の朝、夫の冷たい態度にイライラして喧嘩してしまったとしても、明日の朝に笑顔でおはようと伝えられれば、夫婦は続いていけます。
ごめんなさいの合図に、お互いの好物を買ってくるなど、夫婦のルールを決めておくのも円満な関係を保つちょっとしたコツになります。夫の態度が冷たいと感じたら、まずは歩み寄ってみましょう。それが、夫婦が仲良く暮らすことにつながります。
