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【後悔の毎日】主人を単身赴任させなければ離婚しなかったはず

もうないと思っていた転勤、単身赴任を選んだ

金融関係に勤める親戚縁者から「この方なら」と紹介され結婚を決めたのが主人でした。私の両親も金融機関に勤め、私も銀行に就職したいと就職活動をしていました。大手金融機関に勤める男性なら間違いは無いと私は就職もせずに主人の所に22歳で嫁ぎました。

金融機関は1.2年に1回、支店間での移動があります。いわゆる主人は転勤族です。私はそんな事情から就職せずにいたところもありました。そんな主人も40代後半で管理職になりました。私も40歳を迎えています。転勤ももう無いだろうとマイホームを購入し、ここに根を下ろそうと考えていた矢先に、転勤を言い渡されたのです。

マイホームも購入し、高校入試を控えていた長女もいました。「これで最後の転勤になるだろうから」と主人は単身赴任を決めました。40代にして初めて一人暮らしをする主人が心配でもありました。しかし、主人は「学生時代、一人暮らしをしたいと思ったがその機会も無かった。いい経験になる。」と笑って見せました。単身赴任先でアパートを見付け、一人でも生活に困らないよう調理器具や電化製品の使い方を教え、私は子供2人が待つマイホームへ戻りました。

寂しそうだった夫は訪問を避けるように・・・

1週間が過ぎ一人暮らしをする主人の様子を見にアパートへ出掛けました。夜遅く帰宅する主人の為に、作り置きの総菜を作りながら主人を待ちました。「来てたのか、オッ、肉じゃがか」と嬉しそうな主人が、少し寂しそうでもありました。

単身赴任を始めたばかりの頃は、月に2回は欠かさずアパートに脚を運びましたが、半年も過ぎると「たまにはお前も家でユックリしなさい。」とパートで働き始めた私を心配してくれていました。それでも「今週末は、アパートに行くわ。」と主人に連絡をすると「今週末は、接待ゴルフだ。」「今週は、出張。」と私が行くのを避けるかのように、主人に毎週予定が入るようになりました。

毎週そんなことで出掛けているなら掃除もままならないだろうと留守中の主人のアパートを尋ねました。アパートの室内は掃除が行き届いています。冷蔵庫を開けると食材や温めれば直ぐに食べられる総菜が・・。私は主人に女性が出来たことを悟りました。「どこで・どうして・・こんなことに、」と呆然としながら帰宅しました。

「パパ、元気そうだった?」と高校2年になった長女が帰宅しました。「エッ?ア~ァ・・元気だったわよ・」と私は力が入らない口調で答えました。大学4年の長男も金融会社に就職が決まっています。私の両親も「離婚」を口にすれば、大変なことになるのは予想の範疇でした。私は悩みながら主人に電話を入れました。

夫は浮気を認め、子供が成人したら離婚という結論へ

留守中にアパートに行ったこと、アパートの様子に女性を感じたことなどを主人に話しました。主人は一言「ゴメン、お前が想っている通りだ」と言葉少なに言いました。その後、「単身赴任を始めた頃から、一人で食べる食事が寂しく近所の居酒屋に通い始めた。その店を経営する38歳になる女性と親密な関係になっている。」と打ち明けられました。

その女性は、一人暮らしに不慣れな主人を気の毒に思ったのでしょう。私は許せない気持ちになり主人を罵倒しましたが、主人を一人で赴任させた自分への責めも感じました。私は主人と二人で何度も話し合いました。私は長女が成人するまでこのままの生活を続けさせて欲しいと主人に話し、主人もそれを了承してくれました。

最後の転勤で私達の家庭は崩壊してしまいました。私達が作り上げてきたものは、些細な切っ掛けで崩れ去ってしまったのです。長女も成人し私達夫婦は正式に離婚しましたが、何故あのとき、主人を単身赴任させてしまったのだろうと後悔が今でも私の胸を時折突き刺しています。

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