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夫の浮気を許すべき?許さない?|許した後の夫婦生活はどうなるか


【苦しい】浮気を許せれば簡単だが愛しているからこそ心の傷は残る

ある日、つい見てしまった夫の携帯。そこから発覚した浮気。そんなドラマの中でしか起こりえないと思っていたことが実際に我が身におこったら?昨日までは普通の幸せだと思っていた自分の生活が、足元からひっくり返るような怒りと不安に襲われることでしょう。

夫として子供の父親として、信頼していた人生のパートナーに「裏切られる」という出来事は夫婦間に大きな亀裂を作ります。夫への怒り、浮気相手の怒り、心の中の悲しみ、失望感。これからの生活への不安。大きな心の傷を負ったさなか、夫の浮気を許すか許さないか、これからの夫婦生活をどうしていけばよいのか、苦しい決断を迫られる。

夫婦というのは、恋愛関係の彼氏彼女の時のように二人で完結するものではありません。浮気の発覚、離婚するかどうか、子供がいる場合は親権をどうするか。夫婦二人の話し合いのみならず、両親・義両親を巻き込んでの話し合いになるケースもあります。

夫が浮気した、では離婚しましょう、それで終われる関係であればどんなに楽なことか。結婚し愛を誓い、日々の生活を営んできた相手だからこそ、裏切られても愛しているから苦しむものです。中には、子供のため、生活のためと割り切り夫婦関係を継続する方もいるようですが、簡単に割り切れるものでもないのもまた事実です。

浮気を許すのか許さないのか、そもそも許せるものなのか。発覚後、夫婦関係を終了させるカップル、再構築して新たな関係を築けた方。人によってケースは様々ですが、浮気が発覚したあと、どのように自分の気持ちを整理し夫との関係を考えていけばよいのでしょうか。

【言えなかった不満や本心】浮気がキッカケで互いの大切さ気づくことも

浮気の発覚後、すぐに離婚するというケースは元から夫婦関係が極端に破綻していたり夫からの暴力があったりする場合など、ごく稀です。多くの場合、苦しみながらも再構築を意識しながら悩む場合がほとんどでしょう。その場合、まず重要となるのが、話し合いの段階において自分と夫の本心をどれくらいお互いに分かり合えるかという点です。

結婚生活に何か不満があって浮気した、というのはけっして浮気を肯定する免罪符にはなりません。しかし、自分の気持ちを整理するためにも、相手の気持ちと向き合うこともまた必要です。思い返せば結婚後、お互い共働きで仕事が忙しく、なかなか二人の時間を作れずすれ違いの日々だった。

子供が生まれてから、妻は育児、夫は仕事。それぞれの役割だと思っていたが、日々の疲れからお互いを労わることが減っていた。結婚生活も長くなり、夜の営みやスキンシップが気付いたら最近はあまりなくなっていた。など、小さなすれ違いから夫婦の距離がどんどん離れていたことに、浮気が発覚して改めて認識する。

すぐに浮気されたことへの怒りは消えないけれど、夫の浮気は本気ではなく、本音は家庭の中に妻と一緒に自分の居場所を築きたかった。夫がやり直したい、という気持ちを持っているのであれば、今までの自分たちの在り方を変えて、再構築に向けて気持ちを切り替えられるケースもあります。

【反省と約束】夫は浮気したことを本当に反省できるかどうか

話し合いを経て、夫の口から「許してほしい、やり直したい」という言葉がでてきたとします。それは、夫が心から反省して口に出た気持ちなのでしょうか。そして、妻側はそれを心から信用できるのでしょうか。再構築に向けての重要なポイントは、浮気によって一度粉々に破壊された「信頼関係」を夫婦間に取り戻せるかです。

夫から反省の言葉が出たので浮気を「許す」とした後でも、妻がいつまでも浮気について夫を責めるような言動をしていたり、過度に束縛したとします。こういった妻側の行動は、心の中に残る夫への「不信感」から出てくるもので、この不信感からくる不安が払しょくされるのには時間がかかります。

いくら夫が「終わった浮気に対して疑われるのがしんどい」と言っても、浮気された側の傷はすぐに癒えるものではありません。再構築とは、「やり直そう」と約束した瞬間に完了するのではなく、小さな石ころや大きな壁を時に夫が、時に夫婦二人で乗り越えていく過程で徐々に築かれていくものです。

夫婦関係は浮気した夫が「反省した」からすぐ元通りになるものではありません。夫側も、浮気した後悔や罪悪感を抱え時には妻側からの束縛に苦しむこともあるかもしれません。しかし、失われた信用を回復するには、お互いの小さな努力の継続が不可欠です。

【病気?】一度バレてもまた何回浮気するような夫もいるし・・・

夫婦関係の再構築は簡単な道のりではありませんが、世の中には反省したように見えても何回も浮気を繰り返す夫もいます。奥さんや子どものことは大事に思っている。でも外での浮気がやめられない…まるで浮気が治らない病気のようです。

浮気を繰り返す夫であれば、当然夫婦関係が健全になるとは言い難く、奥さんも不信感から何度も夫を責めたり、夫側の信用はいつまでも回復しません。こうした浮気を繰り返すタイプは、もとから身体の関係を持つことに罪悪感が薄かったりします

また、結婚した後でも家庭の中で夫として、父親としての責任感が希薄で、どちらかというと恋愛中の駆け引きの楽しさなどが忘れられないタイプです。セックスと家庭は別物。心のどこかでそう思っているから、反省を重ねてもまた浮気の「楽しさ」に惹かれて繰り返すのです。

その場合、妻側は夫の行動を信用できず、嘘かどうかを疑ったり、浮気発覚の度にフラッシュバックに苦しむことになるケースも。こうした浮気を繰り返す夫では、浮気を許すことも容易ではなく、再構築も厳しい泥沼になります。

【約束】やり直すなら浮気相手とはしっかり縁を切らせておくこと!

話し合いを経て、夫婦間でやり直すと決めた場合、浮気相手との関係はしっかりと清算するように念を押しましょう。浮気発覚前から夫婦関係が破綻していたり、浮気相手が既婚者と知らなかったケースを除いて、浮気相手には慰謝料請求ができます。

慰謝料請求の際、双方の話し合いのみで決めるのではなく、弁護士等を通じて示談書に慰謝料の金額や支払い方法等を記載する方法もあります。また、その際誓約事項として「二度と会わない」といった約束を盛り込むことも、浮気相手との関係を終了させるのに有効です。

弁護士等を間にはさむのではなく、夫や浮気相手との話し合いで解決するのであれば、慰謝料請求をしない代わりに会わない約束をさせることもあります。相手も既婚者の場合は、関係が継続するようであれば次は相手方の配偶者にも浮気の事実を告知すると伝えるなど、念を押しておくとよいでしょう。

【覚悟が必要?】離婚を迷うなら浮気相手との関係清算は慎重に!

浮気発覚後の夫婦関係の破綻により、最終的に離婚するかしないかで相手方への慰謝料の請求額相場が異なります。浮気という不貞行為が夫婦関係に与えた影響の大きさにより慰謝料の金額が示談や裁判の結果減額される場合もあるからです。

相手方と示談で慰謝料の金額も決着がついた後、夫婦関係は再構築を選択したがやはり離婚となった場合、示談した内容以上の慰謝料請求は通常できません。話し合いの途中に離婚するか再構築するかは簡単に決められることではないと思います。そのため、示談する際は内容に妥協せず、慎重に行うことが重要です。

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