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【思い当たる主人の浮気相手】浮気の予感…相手は私もよく知る・・・

主人との出会いと同期だったもう一人の女性

現在29歳、私は専業主婦です。子供を欲しいと願っていますが、なかなか授かりません。子供もおらず外で働きたいと主人に話してみましたが、「家庭を守って欲しい、何時僕が帰宅しても君は家にいて出迎えて欲しい」と言われてしまいます。近所で出来た友人に話すと「愛されているのね、羨ましい」と嘲笑のような言葉で一掃されてしまいますが、私の心は重く沈んでいくばかりです。

私は大学を卒業し大手と言われる企業に勤めました。同期入社は男性が8人、女性は私ともう1人りの2人だけでした。その女性が私の親友となり、教育係を負かされた先輩社員から研修を受けました。親友となった彼女と先輩社員は美男美女、側で彼女達を見ている私の目からも相思相愛を疑わせる二人でした。

研修期間が終わった頃、当然二人は付き合っているのだろうと想いましたが、私は親友である彼女にもそれは聞けずにいました。私も密かに先輩社員に惹かれ恋心を芽生えさせていたからです。私の想いは届かないだろうと諦めにも似た想いの中で出社の日々が続いていました。

同期でもあり親友の彼女はキレのある才覚を発揮し、先輩社員と何時も行動を共にしていました。私はと言うと・・「お茶を入れてくれないかな」と、同じフロアにある社長室から声が掛かる程度・・秘書に頼めばいいのに・と憂鬱に想いながらも笑顔絶やさないようにお茶くみ、仕事で抜擢されたことはありません。彼女と一緒にいると私は劣等感に苛まれるようになっていきました。

まさか私??主人からのプロポーズの時にそう思っていた

入社して1年後、私は先輩社員から呼び出され交際を申し込まれました。私は入社した当時から彼に恋心を抱いていましたが、彼の心は彼女にあるのだと想っていました。呼び出され交際を申し込まれたことも信じられませんでした。「相手が違うんじゃ・・ありませんか・」とヤットの想いで口を開き尋ねました。「間違ってナンテいやしない。僕は入社してきた当時から君のことが気になっていた」と愛を告白されました。

嬉しさは勿論ありましたが、信じられない気持ちの方が大きかった私でした。お付き合いを申し込まれ3ヶ月足らずでプロポーズをされ私達は式を挙げました。そして、私は専業主婦になったのです。結婚して5年、私はもうすぐ30歳の誕生日を迎えます。同期の彼女は現在もバリバリのキャリアウーマン、才覚を発揮しているようでした。

主人の片腕として仕事をこなす彼女の存在に私はいつも怯えていたのです。主人の様子が怪しいとかそんなことではありませんでしたが、女の感・・でしょうか・そんな想いが度々私の胸を締め付けていました。そんなことに主人が気付いているかどうかは分かりませんでしたが、主人は彼女のことは一切口にしません。それも私を苦しませる一つでした。

出張から帰った主人のポケットの中に入っていたもの・・・

「明日から2泊で、大阪に出張になる。準備をして置いて欲しい。」と主人からメールが届きました。クリーニングに出してあったYシャツやスーツ、下着類をバッグに詰めながら出張は一人・・彼女と二人・そんな疑心が生まれました。その晩、帰宅した主人に明日からの出張のために用意をしたバッグを見せました。そのバッグを寝室の隅に置くと主人は私をベッドの中に招き入れました。

「赤ちゃんできないね・・」と私が呟くと「君さえいれば子供なんていらないよ」と主人は言ってくれました。私はこの時、子供がいれば主人の愛をつなぎ止めておけるのに・・と悲しい想いも感じていました。

翌朝、出張に出掛ける主人を見送りました。出張へは一人、誰かが同行するのか、それも聞けずじまいでした。主人が留守中、私は悪い予感にも似た胸の奥を縛り上げられるようなツンとした想いを感じていました。何事もなく主人に帰宅して欲しい・・そんな想いで胸は掻きむしられていました。

出張に出掛けた3日目の晩、主人がタクシーで帰宅しました。スーツの上着を脱がせながら「お疲れさま、お風呂用意できてます」と主人に伝えました。主人が浴室に入り湯船に体を浸す音が聞こえてきます。私は何気なくスーツのポケットに手を差し入れました。

小さなアクセサリー、片方のイヤリングが主人のポケットに入っていました。それは私が彼女と知り合って初めての彼女の誕生日に、私がプレゼントしたイヤリングと同じものだったのです。私の予感は当たっているのでしょうか・・私はこれからどうしたらいいのでしょう。

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