夫の浮気発覚後の態度がひっかかる|夫婦生活を修復するための接し方は?
浮気発覚後から関係修復をしているが、夫の態度にどうも納得がいかない
夫の浮気が発覚し、二度と浮気をしないという約束のもと、またいつも通りの生活が始まった。。。
でも、夫の態度に釈然としない。浮気されたことにとても傷ついたのに、夫は「謝ったから、もういいでしょ」と思っているように見える。
浮気発覚後、夫婦関係の修復で悩みを抱える方は多いです。浮気された側としては、傷ついた気持ちを受け止めてほしいだけなのに、「また責められる」「終わったことなのにまた蒸し返す」と思った夫が逃げ腰になってしまう。お互いの本音と向き合うことができず、余計に関係がこじれてしまうケースもあります。
浮気した夫は、長い時間をかけて、信頼を取り戻す努力が必要です。その一方で、責めるだけではなく、気持ちを上手に伝える方法を妻が意識することで、以前よりも夫婦の仲が良好になることも。
浮気後の夫婦関係の修復について、気をつけるべきポイントをご紹介します。
浮気発覚後の夫との接し方はどうすべき?冷たい態度か優しくするか
浮気発覚後、まだ浮気について怒っている気持ちもあり、とげとげしい態度になってしまうかもしれません。優しく接したい気持ちはあっても、「なめられるのでは?」という不安もあります。
どのように接するのがよいかは、夫の反省度合いによりけり。妻が意識して、使い分けられるのがベストです。
たとえば、夫が浮気を後悔して反省しているとき。追い打ちをかけるように責めたり、冷たい態度で妻が接しては、夫はいじめられているような心境になってしまいます。
信頼を取り戻そうとする夫の努力は、素直に受け止めてあげましょう。努力を認めてあげてください。夫がデートの提案をしてきたり、家事を積極的に手伝おうとしているときは、明るく接するほうが望ましいといえます。
しかし、浮気されたつらい気持ちが残っているのなら、正直に伝えてもいいのです。「気持ちは嬉しいけど、まだやっぱりちょっとつらいんだ」というように、責めているわけではなく、ただ聞いてほしいだけというメッセージを伝えましょう。
言葉だけではなく、「触れ合う」というコミュニケーションも大切です。二人の間の、緊張を取り除くのに効果があります。ぎゅっとハグをする、手をつないでみる、声をかけるときに肩に手を置く。些細なボディタッチでも、気持ちが通じ合うことがあります。
逆に、「もう謝ったからいいでしょ」と、反省の色が薄い夫には、少し厳しく接した方がいいかもしれません。謝ったからといって、浮気された側の傷がすぐに癒えるわけではありません。
そのとき、「まだ許したわけじゃない」と、一方的に感情をぶつける言い方には注意しましょう。言われた夫は、「じゃあ、どうしてほしいわけ?」と反発するかも。男性の脳の特徴として、「ただ話を聞く」ことに苦痛を感じる傾向があります。「じゃあどうすりゃいいんだよ」とキレてしまうのです。ただ、自分を責めたいだけなんだろ?何度謝れば気が済むのかなどと考えてしまうです。
男性は答えが欲しい傾向が強いので、論理的に考え、状態の解決策を考えて、「こうすればいいんじゃない?」と言ってしまいがち。そのような男性には、具体的な要望を伝えるほうがよいでしょう。たとえば、「まだ不安だから、まめに連絡ほしい」や、「休日は、二人で外出する機会を作ろう」など、夫にしてほしい行動を伝えます。それにより、「こうすれば、妻は安心するんだな」と、夫も行動に移しやすくなるでしょう。
浮気発覚後にラブラブになれる夫婦|夫の反省の態度と、妻が優しくなれるか
浮気によって、以前よりも夫婦仲がよくなったというケースもあります。個別のケースによって事情は異なりますが、共通する点をあげるなら、「存在の大切さを実感できた」ということでしょう。
浮気発覚後の修羅場では、人間の心の中のドロドロした感情をぶつけ合うことになります。非常につらい思いもします。その一方で、相手の本音を知るチャンスでもあります。
「なぜ浮気したのか?」「妻にたいして、どんな不満があるのか?」「浮気したとき、どんな気持ちだったのか?」「妻は、浮気されてどのように感じたか?」「今後、どのように過ごしていきたいか」
話し合いの中で、心の中に隠していたお互いの本音に気づくかもしれません。互いに向き合うことが、相手を尊重する第一歩です。「やっぱり、この人を失いたくない」と存在の大きさに気づくことで、優しくなれることもあります。失いそうになって初めてわかること、浮気が発覚したことでお互いの大切さに気づくということもあるのです。
浮気発覚後の夫婦関係は辛いことばかり!?信用できるかは夫の態度次第?
夫婦関係を修復しようとしても、浮気された側は「フラッシュバック」に悩まされることがあります。
・浮気のフラッシュバックとは
フラッシュバックとは、心の傷を受けた場合に、あとになって突然鮮明に当時の場面やストレスを思い出すことです。浮気のフラッシュバックでは、「夫が浮気相手のもとに出かけていく夢を見る」「浮気相手とのメールに、書かれていた文面を思い出す」「夫がスマホを見ているだけで、嘘をつかれて浮気相手と会っていた時のことがよみがえる」というものがあります。
突然気持ちが塞ぎ込んだり、涙が流れてきたりします。感情が抑えられなくなり、相手を責めるような態度をとってしまうこともあります。
・自分を責めなくて大丈夫
夫は謝っているのに、いつまでも引きずるなんて、自分が悪いような感情を抱くこともあると思います。しかし、つらい気持ちに蓋をしてしまうと、いつまでも夫への猜疑心や怒りを手放すことができません。
フラッシュバックは、浮気された傷が癒えるには時間が必要だというサイン。自分を責める必要はありません。強くならなければいけないと思う必要はありません。少しずつ、心の中の感情に向き合ってきましょう。焦らずに時間がかかってもいいと思いましょう。
・妻が苦しんでいるのは、夫もつらい
浮気を後悔して、反省している夫ほど、妻がフラッシュバックで苦しむ姿を見るのはつらいと思います。浮気したほうが悪いと言っても、何ヶ月・何年も家庭の中で暗い雰囲気が流れるのは、お互いに気持ちが塞いでしまいますよね。
夫が妻の気持ちを受け止められるのが一番です。けれども、そこまで強くない人もいます。二人だけで悩まずに、専門家のカウンセリングを利用する方法もあります。外部の手を借りるのも一つの手です。二人きりだと、気持ちが意固地になってしまいます。第三者が間に入ることで、より素直に相手の感情を受け入れられることもあります。
再構築する気持ちがあるなら|会話やスキンシップで生まれる夫婦の絆
再構築にむけては、1回限りの謝罪では不十分です。日々の生活の中で、小さな信頼を積み重ねていくことが大切です。
・「おはよう」「いってらっしゃい」「おかえり」
朝起きたとき、外出する相手を見送るとき、家に帰ってきたとき。たった一言でも、気持ちをほぐすきっかけになります。浮気が発覚したばかりでは、お互い警戒心を抱いています。挨拶を交わすことで、少しずつ強ばった表情が柔らかくなるかもしれません。
・感謝の気持ちを、言葉にして伝える
「ありがとう」という言葉は、気持ちを伝える魔法のようなもの。日々の生活は、ギブ&テイクの連続です。料理を作ってくれたら「ありがとう」。食器を作ってくれたら「ありがとう」。小さなことでも、当たり前とは思わずに、感謝の気持ちを口に出して伝えましょう。
・手をつなぐ
ボディタッチは、大切なコミュニケーションの一部です。浮気発覚後、とくに浮気された側にとっては、セックスに対して心理的なハードルが高くなります。夫を拒絶したい気持ちもあるでしょう。すぐには無理でも手をつなぐことで、少しずつ距離を縮めていきましょう。今の自分の状態や感情を伝えておきましょう。じっくり伝えれば理解してくれるはずです。
・マッサージで、相手を労る
手をつなぐ以外に、マッサージも効果的なコミュニケーションです。身体の筋肉をほぐしてもらうことで、リラックスし緊張が和らぐ効果があります。マッサージをしながら、今日あった些細なことを夫婦で話してみましょう。離れてしまった心の距離を近づけるのに、効果的でしょう。
浮気は、夫婦の信頼関係を根本から崩してしまうもの。壊れた関係を元通りにするのに、魔法のような特効薬はありません。小さな努力の積み重ねが大切です。ひとつひとつは、些細な会話やスキンシップでも、少しずつ気持ちが通い合うことで、夫婦の関係を修復できるでしょう。