妻に浮気されて苦しい!修復や離婚後も悩んでしまうときの対処法
妻に浮気された苦しみ!フラッシュバックや不眠・浮気の後遺症とは
妻に浮気されたと知ったら、浮気をされた側は心に大きな傷を負います。そのショックが、後遺症となって表れることがあります。浮気されると、どのような苦しみを抱えることになるのでしょうか。
・フラッシュバック
精神的なショックがトラウマとなり、ふとした瞬間にショックがよみがえってしまうことを「フラッシュバック」といいます。
脳裏に、浮気が発覚したときの出来事や、妻との会話などが鮮明によみがえってきます。気分が落ち込んだり、涙を流したり。取り乱すこともあります。精神的な不安から、動悸・息切れ・不安など、身体的な症状が表れることも。
・不眠や食欲不振
浮気されてショックを受けているときは、ずっと体がストレスを感じている状態です。心が塞ぎ込み、それが不眠や食欲不振になって体の不調に表れます。
妻に浮気をされて、ショックで寝込んでしまった。仕事が上の空で手につかない。食欲がなくて、体重がごっそりと落ちてしまったなど、精神的なショックが肉体にまで影響を及ぼします。
ショックの表れ方には、個人差があります。浮気されてショックは受けたけれど、日常生活に差し障りはないというケースも。どれくらいで浮気の苦しみが和らぐかは、ケースバイケースです。浮気された苦しみが癒えるのに、年単位で時間が必要なことも珍しいことではありません。
浮気を許したはずなのに・・・妻との修復で未だ苦しいときには
妻の浮気を水に流しても、修復中に浮気された傷に苦しむこともあります。
日常生活を送っていても、ふとしたときに妻と浮気相手のラインの文面を思い出して苦しくなってしまう。妻の笑顔の裏では、本当は男と会っているのではないか。そうした、妻に対する不信感や苦しみを消すにはどうしたらいいでしょうか。
・単純作業をする
浮気の苦しみを消すために、家事・掃除・体を動かすといった単純作業がおすすめです。あまり考えずにすむものを選びましょう。
記憶は、よみがえるごとに脳に強く刻み込まれていく性質があります。英語の単語を覚えるには、何回も書いたり使わないといけません。それと同じ原理で、つらい記憶も思い出す度に脳が深く記憶してしまいます。
ラインの文面を思い出して苦しんでいては、つらい期間が長く続いてしまう。そんなときは、気を紛らわせることをするとよいでしょう。体を動かしている間は、浮気のことを思い出さなくてすみます。
・妻との時間を増やす
妻が浮気していたら、自分にも落ち度があったかもしれないと考えます。夫婦のコミュニケーションが足りなかったら、一緒に過ごす時間を増やしてみましょう。夫婦ふたりきりでデートにいくのもよい方法です。
浮気する妻の心理には、「ちやほやされたい」「女性として枯れたくない」という気持ちがあります。スキンシップや愛情表現で妻を満たすことで、妻の心が戻ってきます。それにより、妻に対しての不信感や浮気の苦しみも柔らいでいくでしょう。
・夫婦でカウンセリングを受けてみる
浮気の記憶で苦しんでいるのに、妻はきれいさっぱり吹っ切った感じでいる。その夫婦の浮気に対する温度差が、余計に苦しみを生み出しているかもしれません。
フラッシュバックのように苦しい感情がよみがえるということは、浮気で受けた傷が癒えていないことを意味します。それにフタをして我慢していると、心が麻痺して妻を愛しているのかすらわからなくなってきます。
カウンセリングでお互いの気持ちを話すことで、自分が何を感じているのか妻に伝えるきっかけにもなります。妻の本音を知り、お互いの気持ちを分かり合うことが、夫婦関係を修復することにつながります。
浮気が許せなくて離婚!しかし、離婚後も浮気の苦しみを引きずってしまう
妻の浮気が許せなくて離婚した。けれども時間が経ったのに、妻に浮気をされたというショックが消えない。離婚後、ふとしたときに気持ちが沈むという人がいます。なかには、悪夢を見てうなされることがあるという人も。
心の傷が癒えるには、時間がかかります。焦らないことが重要です。少しずつでも、前に進んでいると思いましょう。気分が優れない、体調が悪いと感じるときは無理をしなくてもよいのです。
気持ちを切り替えるためにはどうしたらいいでしょうか。
・好きなことを見つける
浮気をされたという経験が、された側の自尊心を削ってしまいます。浮気されたのは自分が悪かったから。自分のせいで、妻が浮気をした。そんな風に思う気持ちが、よりいっそう心を苦しめます。
そんなときは、自信を取り戻すという行為が苦しみを消すのにつながります。好きな趣味を見つける。好きな本を読んだり、映画を見る。運動をする。仕事に打ち込むのもいいでしょう。小さな達成感や、成功体験を積めることをやってみましょう。時間が経つにつれて、自信が浮気の傷を癒やしてくれるでしょう。
また、自信を取り戻すなかで、新しい出会いがあるかもしれません。もう二度と結婚はしたくないと思っていても、誰かに好かれ愛されるという行為が、浮気のショックを癒やしてくれることもあります。
許そうとしたけれど苦しい!浮気の苦しみから抜け出すために離婚するには
浮気を許そうとしたけれど、苦しい。一緒に暮らせないと思う。それならば、離婚という選択肢を考えます。
離婚するにしても、最初は話し合いからスタートします。いきなり離婚の裁判をすることはできません。話し合いと調停を経て、それでも決着がつかなければ裁判というのが、日本における離婚の流れです。
話し合いでは、離婚の同意とともに、財産分与や慰謝料・養育費の支払いなど、お金の話もたくさんからんできます。お金に関する事柄を二人で取り決めたら、公正証書を作成しましょう。
公正証書とは、公証役場にて公証人が作成する文書のことをいいます。公正証書には、裁判の判決文と同じくらい強い力があります。
役に立つのは、慰謝料や養育費の不払いが発生したときです。公正証書があれば、強制執行の申し立てを行うことができます。相手の給与や財産の差押えが可能になり、不払いに対応する時間を短縮することができます。
妻が離婚に同意しない!裁判で離婚をするときに必要なもの
話し合いや調停を経ても離婚に同意しない場合は、裁判所に申し立てを行います。
離婚裁判では、夫婦の離婚が成立するには「法定離婚事由」が必要です。法律で定められている法定離婚事由は5つあります。
民法770条
一 配偶者に不貞な行為があったとき。
二 配偶者から悪意で遺棄されたとき。
三 配偶者の生死が三年以上明らかでないとき。
四 配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき。
五 その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき。
浮気で離婚する場合は、「不貞な行為」にあたります。
裁判では、申し立てをした側が、離婚の理由について証明しなければなりません。そのため、不貞行為の証拠を用意することが重要です。
不貞行為の証拠とは、妻と浮気相手の間に肉体関係があったとわかるもの。密会現場の写真。ラブホテルへの出入り写真が有効と考えられます。メールやラインだけでは、不貞行為を証明するには弱い場合もあるので注意が必要です。
妻の行動記録や、浮気相手とデートした領収書などもあるといいでしょう。浮気の証拠は複数ある方が、主張に説得力を持たせることができるとされています。
妻からの反論があると想定される場合は、なおさら証拠は入念に用意しましょう。探偵事務所に依頼すれば、妻の浮気調査と浮気相手の素行調査をしてくれます。浮気相手の情報がわかれば、相手方に慰謝料請求をすることも可能に。離婚裁判になるなら、早い内から弁護士へ相談を。どんな証拠が必要なのか、アドバイスをもとに準備をしましょう。