妻の浮気をやめさせる方法!離婚せずに夫婦関係を修復したい場合
妻の浮気をやめさせて夫婦関係を修復するには、信頼が鍵
妻の浮気が発覚し、でも離婚はしたくない。そんなとき、どうしたら妻は浮気をやめるだろうかと悩みます。
妻の浮気をやめさせる方法は、いくつかあります。浮気相手に連絡をとり、慰謝料請求する。これは、確実に手を切らせる手段として効果的です。ほかにも、妻の両親など信頼できる第三者から浮気をやめるよう説得してもらうという方法も有効です。
夫婦関係の修復をめざすなら、やめさせた後がポイントになります。浮気した妻を、もう一度信じることができるのか。浮気の再発を疑わず、夫婦で仲良く過ごせるか。失われた信頼関係を取り戻すことが、離婚せず再構築する道につながります。
では、妻の浮気をやめさせたあと再び信じる心を取り戻すには、どのようにするのがいいのでしょう。疑心暗鬼になり、妻の浮気をやめさせようと躍起になってはいけません。
妻が何を考えているのか。彼女の気持ちにも目を向けて、夫婦の今後について考えてみましょう。そうすれば、妻を一方的に罰するだけではなく、ふたりで再構築に向けて歩き出すことができるでしょう。
ここでは、妻の浮気をやめさせる方法と、夫婦の関係を修復するためにできることについてご紹介します。
離婚しないで妻の浮気をやめさせるには、浮気相手に責任追及
離婚をしたくない。その上で、浮気相手と手を切ってもらいたい。そのような状況なら、浮気相手に慰謝料を請求する手段が効果的です。
慰謝料の請求には、浮気の証拠が必要です。話し合いで解決する示談では、証拠よりも心理戦がものをいいます。妻とのメールなど「浮気していることを知っている」と話すだけで、相手は納得するかもしれません。
しかし、相手が浮気を認めなかったり、裁判で慰謝料請求するのであれば、不貞行為の確かな証拠が求められます。浮気相手にコンタクトをとる前に、二人がラブホテルに出入りする写真など、浮気現場を押さえた証拠を集めておきましょう。
浮気相手に慰謝料請求で関係清算をさせるメリットとして、次のものがあげられます。
・水面下で関係が続く可能性が低くなる
妻に対して、浮気相手と別れるよう追求した場合、口論になるかもしれません。また、妻が浮気相手に未練があるなら、すっぱりと別れられないかも。
浮気相手に金銭的な賠償を要求することで、恋にのぼせた頭を冷やしてもらいます。再度妻に連絡をとったら、違約金を請求することも付け加えましょう。そうすれば、関係が復活する恐れも低くなるでしょう。
しかしながら、デメリットも気をつけなければいけません。
・求償権を主張されると、妻に金銭的負担が発生
・妻の反発心や敵対心を煽る可能性
浮気相手が既婚者の場合、相手方の配偶者もあなたの妻に対して慰謝料を請求する権利があります。もし、内容証明郵便で相手方の自宅に慰謝料請求通知書を送った場合、相手の妻が事実を知るかもしれません。相手方から慰謝料を請求されれば、相殺になる可能性もあります。
また、浮気相手が求償権を主張した場合、妻に慰謝料の金銭的負担が発生します。浮気の不貞行為とは、共同不法行為と考えられています。浮気の慰謝料は、浮気相手のみが負担するものではなく、不貞行為を行った二人が共同で返済するべき債権です。
そのため、もし浮気相手のみが慰謝料200万円を支払った場合、共同責任がある妻に対して、半分の100万円を肩代わりするよう要求出来る権利があります。これを、求償権といいます。
相手方が求償権を主張すれば、妻が浮気相手に対して支払われた慰謝料の半額を「返金」するような形になります。実際にお金は動かさなくても、慰謝料の減額となる可能性もあることを理解しておきましょう。
また、浮気相手への慰謝料請求は妻の心情にたいして慎重にならなければなりません。知らないうちに、夫が浮気相手に慰謝料を請求していたと知ったら。妻が悪いこととはいえ、夫に対して憎しみの感情を抱く可能性もゼロではありません。
妻との話し合いの機会を作り、本心を知ることも忘れてはいけないステップです。
妻の目を覚まさせるのに、浮気を親に告げるのはダメ妻の場合のみ有効
夫が何をいっても聞く耳を持たない。そんな場合は、第三者の口から説得してもらいましょう。最適な第三者とは、妻の両親です。
親の口から、いかに浮気が駄目なことかを諭してもらいます。家事や育児をしない、浮気相手と遊んでいる。生活態度がだらしない。そんな場合には効き目があるかもしれません。
しかし、浮気する人間が自堕落とは限りません。生活や仕事に追われ、配偶者との関係がうまくいっていない。心に空いた穴に、浮気が入り込んだというケースもあります。
親に告げるまえに、なぜ妻が浮気をしたのかを推測してみることも重要です。夫婦のあり方に改善点があるようなら、行動を先に変えることで、夫婦関係の修復につながることも。
話し合いの場においては、浮気の事実を整理して伝えましょう。そのとき、妻が浮気相手と淫らな行為に及んだという証拠は、みせないほうがいいでしょう。妻を罰する、悪者にするという雰囲気が強すぎると、夫婦関係の修復に影響がでるので注意が必要です。
誓約書は妻の謝罪と再構築への決心を形にするケジメになる
夫婦の再構築を考えるなら、浮気の話し合いのさいに、誓約書の作成をおすすめします。
修復にむけて、誓約書をつくることは、次のようなメリットがあります。
・謝罪を形にして残す
・違約金の文章を盛り込むことで、浮気防止の歯止めにもなる
いくらそのときは浮気を後悔して謝罪を口にしても、口約束だけでは時間が経つにつれて忘れてしまうことがあります。人の心は変わります。だからこそ、浮気というあやまちがあっても、修復することができます。しかし、逆にいえば「浮気をしない」という強い決意を持ち続けることは、妻本人が心に固く誓わないと難しいのです。
浮気をしない、浮気をしたことで家族を傷つけたという事実を、誓約書で妻に覚えておいてもらいましょう。二度と過ちをしないと形に残すことで、より再構築にむけた決心がたしかなものになるでしょう。
新たな夫婦関係を作るには、思い切って環境を変えるのも
浮気相手が近くに住んでいるのなら、思い切って環境を変える方法もあります。子どもがいれば引っ越しは難しいですが、夫婦ふたりだけなら、別の街に住んでみるのもよいでしょう。浮気相手と物理的に距離が遠くなることで、接触をする可能性を絶つことができます。
引っ越しまでは大げさだと思うのであれば、スマホの解約とメールアドレスの変更をおすすめします。スマホは、浮気相手との連絡手段に使われていたものです。携帯の番号を変えて、連絡をとれないようにします。
SNSのアカウントやアプリは、メールアドレスをもとに登録されています。そのため、スマホを新しくしても、SNSからまた浮気相手とつながる可能性があります。
環境を変えるのであれば、メールアドレスも新しくつくりましょう。それで新たなアカウントを作成すれば、浮気相手と接触する可能性は低くなります。夫の手によって、あらかじめ浮気相手のアカウントをブロックしておくのもよいでしょう。
このさい重要なのは、連絡を絶つのは「浮気相手のみ」にするという点です。男友だちや女友達との付き合いまでを限定しては、妻を束縛することになってしまいます。過剰な拘束にならないように、気をつけましょう。
妻の浮気を知って修復を目指すなら、新しい自分になるくらいの気持ちで取り組みます。夫婦ふたりで再出発できるように、互いに話し合い考えることで、夫婦の信頼を取り戻していけるでしょう。