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浮気は男の本能なのか?言い訳して浮気を正当化する心理と対処法


生物的に浮気をするのは仕方ない?浮気を正当化したい人たち

種の繁栄の観点からいえば、動物は子孫を残すことが最優先です。ライオンの群れのように、「浮気は男の本能」と例えられます。

たしかに、男は本能的に種を残さなければなりません。そのため、複数の女性と関係を持ちたい願望は否定できないでしょう。

けれども、その「本能論」によって浮気を正当化するとしたら、答えは「否」です。本能だから仕方がないと開き直る男性は、事実から目をそらし言い訳をしているにしかすぎません。

浮気は、愛する人を傷つける行為です。たとえどんな理由があろうとも、愛を誓った夫婦のほかに肉体関係を持つ異性がいるなんて、正当化できるはずがありません。浮気を言い訳して正当化する人は、男女問わず逃げています。配偶者と向き合いたくないために、自らの罪を正当化してごまかそうとしているのです。

たとえ「浮気は人としてダメな行為」と諭しても、浮気を正当化しようとする人の心には響かないでしょう。浮気が悪かったと反省してもらうには、どのように伝えるべきでしょうか。ここでは、浮気を正当化する人の心理を考えるとともに、対処法をご紹介します。

悪者になるのが嫌だから?浮気を正当化する人の心理とは?

配偶者の浮気を知って問い詰めたら、「浮気は本能だから」と正当化された。浮気を認めても謝ろうともせず、落ち度はないと開き直る人の心の中は、「不安から逃れること」でいっぱいです。

浮気を認めてしまえば、100%自分が悪いことになってしまいます。

もしかしたら、多額の慰謝料を請求されるかも。
浮気が公になったら、職場にいづらくなる。
子どもを連れて離婚されるかも。

こうした不安要素から逃れるために、自分は悪くないという状況を作り出そうとします。また、浮気の快楽に依存しており脳が正常に働いていない可能性も考えられます。浮気したら、別人のようになってしまった。以前は優しかったのに、今は何をいっても冷たくあしらわれる。

配偶者の急変にショックを受ける人もいるでしょう。こうした変化は、浮気相手と過ごす快楽が大きすぎて、「浮気がなくてはならない」状態になっているため起こるものです。浮気に依存している状態は、アルコール依存症などと同じような状態を作り出します。

目的を達成するためなら、何をしてもかまわない。自分は悪くない。浮気が必要だから仕方がない。そうした勝手な言い訳を、脳が作り出してしまうのです。

ここまでいくと、「浮気は病気だから治らない」といわれるような状態になります。配偶者の声が耳に届かず、浮気相手の元へ走るか、別れてもまた浮気を繰り返すように。

ほかにも、周りの価値観に染まり浮気を正当化する人もいます。「男は浮気の一つぐらいして当然」という考えの友人に囲まれたり、職場の上司に影響されると、風俗にいくのも断りづらくなります。社会的な地位を獲得して成功するにつれ、「愛人や不倫は男のステータス」と思い込むようなケースもあります。

本能も言い訳にならない!浮気が絶対に正当化できない理由

いくら言い訳を並べても、社会的な規範の中で生活している以上、浮気を正当化することはできません。なぜなら、浮気は法律に違反する行為だからです。

法律では、夫婦は互いに貞操を守る義務があります。自由意思に基づいて配偶者以外の異性と肉体関係を持った場合、不法行為となり慰謝料を支払う義務が発生します。これは、夫婦が一対になって社会生活を営むという、人間が長い間かけて培ってきたルールといえます。

そうはいっても、世の中には、価値観が異なる人がいます。複数人の恋人を持ったり、セフレを持つのが普通だと考えたり。浮気を悪だと考えない人もいるでしょう。個人の価値観はそれぞれです。夫婦二人が認め合っているのなら、他者が口を出せるものではありません。

けれども、夫婦二人が同意して浮気をし合っている「公認不倫」は稀なケースです。浮気をされたら、片方は傷ついている。配偶者の浮気を、嫌だと思っている。その状態では、いくら理由を並べて浮気を正当化しようとも、浮気をして良いことにはなりません。

配偶者が言い訳をして浮気を正当化してるとき、あなた自身に非があると感じるかもしれません。けれど、浮気はしたほうが最終的に悪いのです。もし、一緒にいるほど夫婦関係が苦痛だったのなら、先に離婚して新しい恋愛をはじめるのが筋というもの。理由があったにせよ、浮気を正当化することで浮気した側の責任がゼロになることはありません。

彼氏が浮気を認めない…付き合う関係性を一度考え直すタイミング

浮気した恋人や配偶者が、浮気を認めようとしない。事実は認めても、「悪くない」と浮気を正当化して開き直っている。こんなときは浮気を反省させようと躍起にならず、一度離れて冷静に関係性を見つめなおしてみましょう。

浮気を正当化する心理で説明したように、浮気を認めない人は「不安におびえている」「快楽に依存している」「浮気は悪くない価値観に染まっている」ということが考えられます。

こうした状態では、配偶者や恋人など、一番身近な人の声はなかなか届かないもの。

また、浮気を正当化するようなパートナーだと、浮気以外の問題が隠されている可能性も高いです。

日頃から、恋人を貶めるような言葉の暴力がある。浮気した本人が仕事が長続きしないといった経済的な問題を抱えている。配偶者や恋人の交友関係を束縛するようなモラハラ的な一面がある。など、対等ではない男女関係になっていることがあります。

そうした状況では、浮気された側も正当化する言い訳に反応してしまいます。「もしかしたら、自分が悪かったのかも」と罪悪感を抱きます。そのような状況で話し合おうとしても、口論になれば負けて説得されてしまうでしょう。

浮気を反省してもらいたい。浮気をやめて、二度としないでほしい。

そのためには、あなた自身の心を整理しましょう。まず、信頼できる第三者に浮気の状況を聞いてもらいます。あなたは悪くないという言葉をもらえるだけで、勇気がでます。

それでも浮気を正当化するなら?証拠とともに慰謝料請求の責任をつきつける

そしてなにより重要なのは、浮気の証拠です。肉体関係の証拠を持っていれば、法的に浮気は悪だと説得できます。

浮気相手とのメールだけでは不十分です。ホテルに出入りしていたり、はっきりと肉体関係を証明できる証拠をつかみましょう。慰謝料請求や離婚裁判の際に必要です。

それ以外にも、次のような状況証拠があれば、役に立ちます。

・浮気相手とのメール
・通話記録
・配偶者の行動記録
・浮気相手とデートしたレシートや写真

・浮気を反省させるなら、義両親を巻き込む

あなたが言っても配偶者が反省しないなら、義両親から叱ってもらう方法が有効です。浮気を配偶者以外の人からとがめられることで、目を覚ますこともあります。そうした際、上記にあげた証拠があれば事実を伝える際に役立ちます。

・離婚する場合は、弁護士に相談する

離婚まで検討している場合は、弁護士など専門家に相談してみましょう。浮気の慰謝料以外に、財産分与や持ち家のローンなど、しなければいけないことを助けてくれます。また、相手方が慰謝料の支払いを承諾しない可能性が考えられます。そうした場合、弁護士に依頼すれば慰謝料の金額や裁判への進め方など法的な面をサポートしてもらえます。

浮気は本能というのは、ただの言い訳でしかありません。たとえそのような言い訳で浮気の行為を正当化しようとしても、浮気のツケは支払わなければなりません。責任追及に、浮気の証拠は欠かせません。どんなに言われても浮気の証拠は捨てずに保管しておきましょう。いざというとき、証拠があれば慰謝料請求も離婚裁判も、有利に事をすすめることができます。

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