探偵の浮気調査って必要?お金をかけてまで依頼するメリットを解説!
浮気の証拠をつかみたい!「自力で」VS「探偵にお願い」どっちがいい?
夫(妻)が隠れて浮気しているかもしれない。浮気の証拠が欲しい。
そんなとき、思い浮かぶのが「探偵事務所」です。尾行のプロにお願いすれば、浮気の証拠も一発で手に入るかも。証拠をもとに、配偶者を問い詰めよう。そんな風に考える人もいるでしょう。
けれども少し調べるとわかるのが、探偵に依頼する調査料金の高さです。口コミを調べると、数十万円~100万円以上かかったなんて話も。浮気は許せない!けれども、そんなに高いお金を払ってまで探偵にお願いしなければいけないもの!?と疑問がわいてきますよね。
たしかに、夫(妻)の浮気を確かめるのは自力で出来るかもしれません。自分で浮気調査をするなら、費用も格段に安くおさえられます。
しかし、一方で自己流で行う「リスク」もあります。素人の尾行では、いつ夫(妻)にバレるかわかりません。張り込みを続けるにも、時間的な制約があります。
探偵事務所に依頼するメリットを最大限享受できるかは、あなたの状況によって変わります。自分でやるのか、それともプロに依頼するべきか。ここでは、探偵事務所に浮気調査を依頼するメリットについてご紹介します。浮気調査に悩んだら、参考にしてください。
探偵に浮気調査を依頼すると得られる3つのメリット
まずはじめに、探偵に浮気調査を依頼する代表的なメリットを3つみてみましょう。
どれも、浮気調査を依頼したことがない人でも、ぱっと思いつくものです。
・配偶者にバレない
プロにお願いするうえで大きいメリットが、バレない・バレにくいという点です。
浮気の調査は、対象者(浮気疑惑のある夫や妻)を尾行するのが基本です。尾行されていると気づかれては、対象者の警戒心が上がります。カモフラージュでまかれたり、最悪の場合は浮気調査を依頼したことを責めてくるかもしれません。
気づかれず、でも見失わず尾行を続けるには技術がいります。加えて、一人ではできる範囲が限られます。経験を重ね、気づかれずに尾行する技術。かつ、探偵事務所の浮気調査は、複数人で動くことも多いです。チーム体制であれば、見失うリスクが減り、浮気の決定的証拠をつかむ可能性が高くなります。
・自分が動く必要がない
自力で浮気の調査をする場合、「時間」が大きな問題です。
子どもがいれば、家を空けて配偶者を尾行するのはほぼ不可能です。仕事をしていれば、勤務時間を合わせて張り込むのも至難の業。GPSなど文明の利器に頼ったとしても、証拠をつかむチャンスを逃してしまうことが多々あります。
探偵に依頼した場合、こうした自ら動く煩雑さがなくなります。たとえ専業主婦でも、仕事をしていても、小さい子供がいても、どんな状況でもばっちりと浮気の証拠を手に入れられるのが探偵に依頼するメリットといえるでしょう。
・確実な証拠を手に入れられる
「浮気の証拠」というと、どんなものが思い浮かぶでしょう。素人が考えるのは、浮気相手へ送ったメール、電話の記録、もしくは道端で手をつないでいたり、浮気相手と路上でキスしている写真です。
けれどもこれは、目的によってはまったく浮気を証明する証拠として役に立ちません。
探偵事務所は、長年の経験からどんな時に、どんな浮気の証拠が必要なのかを熟知しています。「浮気しているかもしれない…」ではなく、100%クロだと判断できる証拠をつかむのが、プロの仕事です。
お金を払ってでも探偵に依頼するべき状況は、慰謝料裁判や離婚するとき
以上の3つのメリットを踏まえると、プロにお願いするほうが「手っ取り早く」「確実」だとわかります。けれども、そこに高額の依頼料を支払えるのか。これは、あなた自身がどれぐらい確実な「浮気の証拠」を欲しているかにかかっています。
先ほどお話したように、素人の考える浮気の証拠は、裁判という場ではほとんど役に立ちません。なぜならば、浮気という不貞行為の証明をするには、「肉体関係がある」と断言できるものでなければいけないからです。
つまり、「手をつないでいる」「キスをしている」だけでは、法律上の肉体関係がある(性交をした)とはみなされません。浮気相手に慰謝料を請求したり、配偶者との離婚を考える場合、相手方が同意しなければ裁判で訴えるのが最終手段。その際、勝敗を左右するのは、この「肉体関係の有無」をきちんと立証できるかです。
自力でおさえた証拠は、本人を問い詰めるだけなら役に立つかもしれません。けれども、裁判の場では、肉体関係がわかる証拠でない限り、勝ち目が危うくなります。
探偵が考える浮気の証拠とは、「顔がはっきりとわかり」「ラブホテルに出入りする写真」です。シティホテルや、相手の家に1回だけ出入りするのでは、「打合せ」などごまかされる恐れがあります。そのため、肉体関係を否定されないように、複数回の証拠をとるのが基本です。
対して、素人が考える証拠とは。「浮気相手に送信したメール」「デートの領収書」などです。これらは、問い詰める上での状況証拠にはなりますが、離婚や慰謝料の裁判で「肉体関係を証明する」証拠とはいえません。
つまり、浮気相手に慰謝料を訴える裁判を起こしたり、浮気の事実をもとに離婚裁判をしようと考えるのであれば、探偵がつかむ確実な浮気の証拠が必要です。もしあなたがそうした状況にいるのなら、探偵に依頼するメリットも大きくなるでしょう。
探偵に浮気調査を依頼する金額の上限、慰謝料の相場をもとに考える
探偵への浮気調査は高額。1日10万円が平均です。もちろん、1日だけでは終わらないことがほとんど。浮気調査にいくら払えるのか。これは家庭の経済状況によって異なるため難しいところです。
しかし、探偵費用をいくらぐらい払えるか考えるには、慰謝料の相場が役立ちます。
離婚する場合の慰謝料は、100万円から300万円が目安です。裁判となると、弁護士の費用も必要となります。それを考えると、できれば多くても100万円以下でおさえておきたいもの。数十万円で済んでほしいというのが、多くの人の本音です。
浮気調査にどれくらいの日数がかかるのか、一概にはいえません。浮気の証拠がすぐに手に入るケース、じっくりと待たないとチャンスが巡ってこないケースと、状況によりけりです。
けれども、事前準備をすることで、ある程度浮気調査の費用を抑えることが可能になります。
一つは、事前に複数の探偵事務所に相談をすることです。
探偵事務所によって、浮気調査の料金は異なります。1時間当たりの調査費用が倍以上違うことも。たいていの事務所は無料相談を行っているので、状況を説明して大まかな金額の目安を教えてもらいましょう。
その際、さらに経費の扱いについて確認するのがポイントです。
尾行調査には諸経費がつきもの。ガソリン代やタクシー代、レストランへの進入費用など、目には見えない費用がたくさんあります。見積もりに諸経費がふくまれているところもあれば、飛行機代や新幹線代など高額諸経費は後日請求というところもあります。
諸経費がふくまれていない見積もりだと、調査が終わった後金額がふくらむことに。諸経費の扱いを知ることで、最終的な金額がいくらになるのか、把握しやすくなります。
次に重要なのは、できる範囲で配偶者の行動パターンを調べておくことです。
浮気調査は、情報が少ないほど時間がかかります。けれども、配偶者の行動パターンがわかっていれば、それだけ証拠をつかむチャンスが増え、早く浮気調査が終わり、調査費用も安く抑えられる可能性が高くなります。
行動パターンを調べるには、以下のようなポイントがわかるとよいでしょう。
・遅くなった日の帰宅時間
・配偶者が浮気相手と会っている最寄り駅
・配偶者の帰宅ルート
・浮気相手の情報
浮気調査にかけられる予算がはじめから決まっていれば、いくら以内でと最初から伝えるのもありです。
夫婦の浮気調査の依頼は、予算を決めてここぞというときに使う!
浮気調査をプロにお願いするのは、確実な浮気の証拠が必要なときにこそメリットが大きくなります。離婚や慰謝料請求を考えている人は、利用を検討してみる価値があるといえるでしょう。
しかし、浮気調査は証拠をつかむまでは終わらないのも事実。いくらぐらい浮気調査に金額を使えるのか。予算の目安を立てたうえで依頼するほうが、最終的に「無駄に高く払った」と感じずにすみます。
慰謝料が発生するのは、夫婦の間だけ。恋人同士の浮気の場合は、浮気の証拠があっても慰謝料を支払う義務はないため、探偵事務所に依頼するメリットは薄いです。
ただ、婚約中であれば話は別です。正式な婚約中(結納を済ませている、婚約指輪をもらった、双方に結婚する意志があり同棲しているなど)で、婚約者の浮気により婚約破棄となれば、慰謝料が発生します。婚約者が浮気しているかもと疑いがあるケースでは、一生の選択にかかわること。お金を払ってでも、探偵事務所に依頼するメリットは大きいかもしれません。