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夫の浮気で離婚を迷う|離婚して後悔する人、幸せになる人の違いは?


どっちが幸せ?夫に浮気されて辛いけど…勢いで離婚して後悔したくない!

繰り返す夫の浮気。もう離婚してしまおうか、それとも子どものために離婚しないほうがいいのか。シングルマザーの生活を考えると、離婚に踏み出せない人も多いと思います。

浮気されてつらい、夫婦仲が悪い。それでも離婚を選ばないのは、婚姻生活を続けたほうがメリットがあるからです。夫婦の離婚は気持ちが冷めたという理由だけで、簡単にできるものではありません。

子どもから、父親を奪うことの影響も心配です。離婚して、経済的に自立できるのか、不安に感じる人も多いでしょう。子どもが小さければ、育児の負担も大きいもの。

離婚したほうが幸せなケース、浮気する夫でも離婚しないほうがよいケース。人によって、ベストな選択はそれぞれです。離婚を検討するときに、注意すべきポイントについてみていきましょう。

夫に浮気されて離婚を迷う理由は子供?愛情?後悔しないために考えておくことは?

離婚を迷う理由のひとつに、「子ども」が挙げられます。浮気する夫とはいえ、家にいるときは優しいパパ。子どもも懐いているのに、父親を奪ってしまってよいのか…という葛藤がありますよね。

たしかに、両親がそろっている環境は大切です。しかし、その環境が子どもに悪影響を及ぼすようなら、離婚を検討したほうがよいのかも。

・浮気を心配するあまり、精神状態が不安定

夫の浮気について考えると、ショックで何も手につかないということもあると思います。ささいなことで苛立ったり、子どもが小さければ怒鳴ってしまう機会も増えるかもしれません。子どものために離婚しないと考えているのに、子どもに笑顔を向けられているのか。もし、あなたの「つらさ」が勝るようであれば、離婚するという選択は、誰にも責められるものではありません。

・母子家庭になった時の、経済的な不安をどう解消するか

離婚後、後悔しないためには、経済的な見通しを立てておくことが重要です。日本の片親世帯の貧困率は5割を超えるともいわれています。お金に困ったら、「生活保護」という福祉を利用する選択がありますが、実際にシングルマザーで生活保護を受給するのは、14%ほどに留まっています。

生活保護を受給すれば、基本的な生活費は保障されます。しかし、制約の多さにあえて「受給しない」という選択をとる人も多いのです。また、生活保護叩きに代表されるような世間の目も気になります。

生活保護は、お給料が少なければ受給できるものではなく、資産が規定以下であることも条件です。持ち家があったり、車がある場合は受給出来ない、もしくは売却する必要があります。生命保険や積立型の保険も「貯蓄」としてみなされるため、受給前に解約する必要があります。受診できる病院も限られ、地方在住であれば車は生活に必須など、生活保護を受けることによって、マイナスの制約がかかるのを懸念する人もいます。

福祉を頼れば、経済的に安定すると考えるのは危険です。もちろん、いざという時に頼れるのが福祉であるべきですが、経済的に自立する計画を立てることは重要といえるでしょう。無料や安価で受けられる職業訓練を利用して資格を得るなど、長期的な視野で離婚を進める方法もあります。

母子家庭でも立派な優しい子は育つ!再婚のチャンスだってあるかも?

離婚で新しい人生をスタートし、吹っ切れる人もいます。経済的な負担や家庭の責任は重くても、夫の浮気に消耗しない分、明るくいきいきと生活できます。

父親の不在が子どもの成長に与える影響を、不安に思う方もいます。しかし、父親が暴力的な存在だったり、家庭の中で妻をないがしろにするようであれば、子どもにとっては別で暮らす方がよいかもしれません。

また、離婚後に新しいパートナーに出会う、再婚のチャンスが巡ってくるかもしれません。一昔前は、暗いイメージがあった母子家庭ですが、いまは3組に1組のカップルが離婚する時代です。子連れ再婚も、珍しいものではなくなってきています。

もちろん、離婚してすべての人がハッピーというわけではないでしょう。働いているけど、苦しい家計。生活保護を申請したいけれど、条件的にできない・したくない。頼れる人が周りにいなければ、仕事と育児の両立も負担になります。

離婚を後悔する理由の多くは経済的なこと|我慢や割り切りも一つの手

経済的な不安から離婚できないという場合、心の持ちようを変えるという選択があります。夫は伴侶ではなく、あくまでも「家計を支えてくれる存在」と割り切ることです。子どもがいるのであれば、「子どもの父親」と考えて接する方法もあります。

「浮気している夫」と思えば、腹が立ちますが、「生活費を払ってくれる人」と考えれば、家庭内に存在していていも腹は立たないのかも。もちろん、夜の生活は夫婦の営みですので、ATMと見なした夫とは必要ありません。

夫はあくまでもお金を持ってきてくれる人、夫の身の回りのことをするのは、家政婦として。そう割り切ってしまえば、夫婦としては無理でも、家族としてやっていくことはできるかもしれません。

妻が少しでも優しい態度を見せれば、浮気に逃げていた夫が家庭に戻ってくるというケースもあります。一度だけの火遊びであれば、妻が我慢している間に、夫が改心する可能性もあるでしょう。

浮気の責任追及はきっちりと|慰謝料と養育費はちゃんとしておこう

離婚するかどうかは別にして、浮気した夫・浮気相手にはきっちりと慰謝料請求をしましょう。とりわけ、離婚する経済的不安に備えるには、慰謝料でまとまった金額をもらうこと、そして養育費はきっちりと支払ってもらうことが重要です。

・浮気相手への慰謝料請求、自分でやる?弁護士に依頼する?

浮気相手の素性がわかっていれば、自分でも慰謝料請求をすることができます。相手への心理的プレッシャーを強めるために、電話や対面だけでやりとりするのではなく、書類を作成して慰謝料請求することをおすすめします。

慰謝料請求に必要なのは、「慰謝料請求通知書」という書類です。これに、浮気の詳細・慰謝料の金額・支払期日・支払い方法・支払われなかった場合の対応を盛り込み、内容証明郵便を利用して通知します。相手が慰謝料の話し合いに応じるようであれば、浮気の関係清算も盛り込んだ「示談書」を用意し、交渉に応じましょう。

浮気相手が、浮気の事実を拒否している・慰謝料の支払いに応じない場合は、弁護士などの代理人を立てて交渉することをおすすめします。また、夫の浮気により精神的にダメージを負っている場合も、代理人をはさむことで、負担を軽減できます。

調べても浮気相手がわからないという場合は、探偵事務所に浮気調査を依頼する方法があります。

・慰謝料と養育費、もらい損ねないポイントは「公正証書」

慰謝料や養育費の支払いを約束しても、時間が経てば払わなくなる人もいます。裁判で判決が出たのにもかかわらず、支払いを渋る人も多いのです。とりわけ分割払いでは、支払いが滞納する可能性が高くなります。こうした不払いになったときに備えて、お金の取り決めは「公正証書」として残しておきましょう。

公正証書とは、公証役場にて公証人が作成する書類のことをいいます。公正証書が強制執行できる条件を備えていれば、裁判の確定判決と同じような効力を持ちます。作成の手続きは自分でもできますし、行政書士・弁護士などの代理人を通じても可能です。

公正証書がないと、不払いが発生した場合、相手方の財産差し押さえのための裁判を起こさなければなりません。裁判をするには、新たに費用と時間がかかります。

公正証書があれば、この裁判を省略して、強制執行の申し立てを行うことができます。お金の支払いが滞った場合に、よりスムーズに相手の財産を差し押さえることができるのです。

離婚して幸せかどうか、気持ち次第でもあるので、正解は人によって変わるでしょう。ただし、現実を考えれば「お金の問題」は解決しておくほうが望ましいといえます。慰謝料・養育費・財産分与、もらえる権利は利用して、損をしない離婚を選択しましょう。

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