夫の浮気!モラハラ夫から逃げよう!離婚して慰謝料請求するには
あなたの夫、それってモラハラ?暴言や家事放棄・モラハラ夫の特徴
モラハラという言葉を知っていますか。「モラル・ハラスメント」の略で、モラル(道徳)による精神的な暴力・嫌がらせを行う行為を指します。最近では妻に嫌がらせをする夫という意味で、「モラハラ夫」という言葉が使われています。
毎日の生活で、夫から家事や料理に嫌味を言われることはありますか。夫はいつも家で不機嫌で、あなたに怒鳴ったりしますか。夫が怒ったり責められるのは、あなた自身が悪いからと思っていますか。もしそうなら、あなたの夫は「モラハラ夫」かもしれません。
モラハラとは、具体的に以下のような行動があてはまります。
・身体的な暴力でなく、暴言で精神的ダメージを与える
・妻の意見を聞かない/認めない/無視をする
・平気で嘘をつく
・妻の行動や交友関係を厳しく制限する
・妻のすることを馬鹿にした態度をとる
毎朝、小さい子どもの世話で忙しく動き回る妻。朝早く起きて朝食を作り、子どもにご飯を食べさせる。夫はなにもせず、悠々と妻の作ってくれた朝食をとる。今日着るスーツやハンカチが用意されていなければ、「役立たずだな」と小言をいう。
身体的な暴力でなく、言葉や態度で妻の尊厳を貶めようとするのがモラハラ夫の特徴です。こうした夫は、妻のことを見下しています。精神的なコントロールで妻を従わせているため、「夫が怒っているのはわたしが悪い」と思いがち。そのためモラハラの被害を受けていることに、被害者自身が気づきにくいというのも特徴です。
そんなモラハラ夫が浮気したらどうなるでしょう。妻に謝罪することもせず、さらに家政婦のような奴隷扱いをすることでしょう。まずは、夫が「モラハラ夫」だと気づく。それが支配から逃れる第一歩です。
モラハラ夫は変わらない!子どもが産まれたらモラハラは加速する
夫から冷遇され、馬鹿にされるのが当たり前。家事も協力的でなく、褒められたり認めてくれたことがない。そんな夫でも、一緒にいる妻からすれば「よいところがある」と思っています。
100%悪いところだけではないというのも、モラハラ夫の巧妙なコントロールの方法です。誕生日を祝ってもらったり、日常でちょっと優しく扱われたり。
普段の生活で冷たく当たられている分、妻は「わたしは駄目な人間だ」と自己肯定感が極端に低くなっています。そんな中で、気まぐれに与えられるモラハラ夫の親切が印象に残ります。
さらに夫は、「駄目なおまえみたいなやつには、俺しかいない」と、あたかも自分が唯一の理解者のように振る舞ってきます。
「わたしが変われば、夫は変わる」「子どもが産まれれば、夫は優しくなるに違いない」たまに与えられる優しい餌にすがり、モラハラ夫にそんな期待を抱いてしまいます。しかし、残念なことに多くのモラハラ夫の行為は、子どもが産まれるとエスカレートする危険をはらんでいます。
モラハラ夫にとって、大切なのは自分自身です。妻を奴隷のように支配下におくことに喜びを見いだしています。出産で子どもが産まれたら、妻は赤ちゃんのお世話にかかりきり。だれが俺の世話をするんだ!とモラハラ夫が怒り出すのは目に見えています。
もしかしたら、変わるかもしれない。そんな一縷の望みをモラハラ夫に抱くのは危険です。あなたの尊厳が無視され、嫌がらせを受け続けるようであれば、離れることを検討したほうがよいでしょう。
モラハラ夫の浮気に耐える必要なし!まずは浮気の証拠を押さえよう
モラハラ夫が、女性と親しげにメールをやりとりしている。浮気するなんて、妻である自分のせい。自分が満足に妻として振る舞えないから悪いんだと思うかもしれません。
浮気のことをちょっと指摘するだけで、夫は「おまえのせいだ!」と怒り狂うこともあるでしょう。
しかし、それは全て夫のコントロールによるものです。浮気するモラハラ夫は、あなたのことを愛しているとはいえません。あなたは、悪くないのです。浮気され、日々の生活で抑圧されることに耐え続ける必要はありません。準備をして、モラハラ夫から逃げ出しましょう。
夫が浮気しているかもしれないと思ったら。可能な限り、浮気している証拠を集めましょう。モラハラの気質がある夫は、妻が浮気を探っていると知ったら逆上する可能性が高いです。探りを入れるときは、自分で深入りしないほうが賢明です。
浮気の証拠が一番残されているのは、スマホです。しかし、スマホを盗み見たり、アプリをチェックすると、夫にバレる可能性が高くなります。むやみに夫のスマホはチェックしないほうがいいでしょう。
証拠を集めるために頼ることができるのは、プロの探偵事務所です。相談するさい、夫の行動範囲や浮気しそうな日がわかっていると、なおよいでしょう。
調査するには、費用が発生します。平均的に、1日の調査で数万円~10万前後かかります。そんなにお金がないと心配になるかもしれません。しかし、ケースによって料金は異なります。費用を確認するだけなら、事前相談は無料のところがほとんどです。まずは電話やメールで、無料相談を利用してみるのがよいでしょう。
浮気相手や夫に慰謝料を請求するとき、重要なのは「不貞行為」の証拠があることです。夫と浮気相手が、セックスしている関係とわかるものが必要です。ラブホテルの出入り写真や、密室で親密にしている写真がそれにあたります。
モラハラ夫は、妻を否定することになれています。妻が浮気を指摘したからといって、認めることはまずないと考えたほうがいいでしょう。浮気の証拠を集め、離婚・慰謝料請求裁判を起こすのが一番確実な方法と考えられます。
危害を加えるモラハラ夫から安全に逃げるには!警察やシェルター
言動だけで精神的に支配するのがモラハラの特徴です。しかし、モラハラがエスカレートし身体的な暴力が加わることもあります。家庭内暴力(ドメスティックバイオレンス/DV)と呼ばれます。
身体的な危害を夫が加えるようになったら、できるだけ早く安全な場所に身を移しましょう。避難する前に、病院で怪我の診断書をとったり、夫の暴言や暴力について日記を残しておくと証拠として役に立ちます。
暴力の写真や診断書をもって、警察に相談します。被害が大きい・危険性が高い場合は被害届を出すことができます。ほかにも、夫に居場所がバレないように住民票閲覧制限をしたり、自分や子どもの身に危害が加わりそうな場合は、接見禁止命令の手続きという選択もあります。
近隣の「配偶者暴力支援センター」(女性センター・福祉事務所)に連絡すれば、安全な保護先としてシェルターを紹介してくれます。
浮気と暴力の証拠を持って、危険な夫からは一刻も早く逃げることが身を守ります。
復縁は危険!戻ってはダメ!モラハラ夫と離婚し幸せを手に入れよう
モラハラで妻をないがしろにし、浮気までしていたのに、妻が逃げたと知ったら手のひらを返したように謝ってくるケースもよくある話です。
夫の反省の声に負けてはいけません。「あの人には、わたしが必要」と思うかもしれません。しかし、それは共依存というモラハラ被害者の陥りやすい罠です。
夫と直接やりとりすることは、なるべく避けましょう。ただし証拠を残すため、メールやラインはブロックしないほうがいいでしょう。適切な対応について、避難先のシェルターや弁護士に相談しましょう。法テラスなど、無料の法律相談を受け付けているところもあります。
浮気とあわせて、モラハラやドメスティックバイオレンスも慰謝料請求の対象になる可能性もあります。裁判で離婚が成立すれば、あなたは自由です。モラハラ夫から逃れて、幸せな人生を手に入れてください。