絶対に浮気を再発させない理想的な行動！夫（妻）の浮気を防ぎたい！
浮気した旦那の再発防止対策！GPS携帯やメールチェックは本当に有効？
夫や妻、愛している配偶者に浮気をされたら大変なショックですよね。「二度と浮気しない」という相手の言葉を信じつつも、浮気の再発防止に躍起になります。
スマホにロックをかけず、メールを常にチェックする。もしくは、GPSを用いて行動を監視する。そんな厳密な「浮気防止対策」を取り入れる人もいます。
こうした対策は、短期間であれば効果を発揮します。浮気された側は、配偶者の行動を監視することで「怪しい動きをしていない」と安心できます。浮気した側は、「見られている」と思うことで自らの行動を律するようになるでしょう。
けれども、こうした束縛が長期化するとどうなるでしょう？
じつは、厳しく行動を制限されるほど、人間の心には自由への願望が生まれます。「逃げ出したい」という思いが、浮気の再発に結びついてしまう可能性も。
浮気の再発防止に大切なのは、厳重な束縛ではなく、夫婦ふたりの信頼関係です。どんなに行動を制限しても、浮気した本人が「もう浮気をやめよう」と心から思わない限り、再発の危険性は潜んでいます。
そこで今回は、効果のある理想的な浮気の再発防止対策をご紹介します。配偶者をがんじがらめにするのではなく、お互いに向き合い信頼を強化するのにどんな方法が有効なのか考えてみましょう。
束縛が浮気の再発防止に逆効果の理由とは？厳しいほど再発の確率があがる？
GPSで行動を監視、届いたメールをすべてチェック、異性との交遊関係を制限…こうした浮気再発防止対策は、一時的には効果があるように思えても、長続きしません。
なぜ、厳しい束縛が長期的な観点で見ると再発を防ぐのに役に立たないのでしょうか。一つには、厳しすぎる対策は罰則的な意味合いが強くなる側面があります。罰を課すという時点で、夫婦ふたりの関係が対等ではなくなってしまうのです。
浮気により傷つくと、浮気をした夫（妻）は、反省しなければならないと思うことでしょう。確かに、浮気は愛する人を傷つける行為です。自らがしたことを省みて、家族に与えた影響を認識するのは重要な過程です。しかしながら、罰が長期化すると、罰せられている側は「信頼されていない」と不満を募らせるようになります。
あまりにも責められたり、厳しい監視を加えられると、「信じてくれないなら、もういい」と開き直る心境になるのです。そして、夫婦の信頼関係が修復されないまま、亀裂が大きくなってしまいます。
また、どんなに行動を制限しても、抜け道は必ずあります。四六時中、そばにいて行動を監視するわけにはいきません。GPSを利用しても、そのGPSを駅のロッカーにしまって浮気相手の元へ行けば、ラブホテルにいたのも隠せますよね。
このように、浮気したい願望がある人は、どんな手を使っても抜け穴を見つけ出します。締め付けの効果には限界があるのです。
そのため、本当に浮気の再発を防止するには、浮気した本人が変わることが肝心です。心から浮気をやめようと思わない限り、浮気再発の可能性はいつまでたっても消えることはありません。
本当に浮気の再発を止めるのに効果的なのは、精神的なアプローチ
では、浮気した本人の気持ちを変えるのに、効果的な再発防止策とはなにがあるでしょうか。効果的なのは、責めたり行動を監視するといった束縛ではなく、精神的にフォローするアプローチです。
どのような行動が理想的な対策なのか、以下の3つにわけて具体的に説明します。
その1：家族を失いたくないと認識させる
浮気を繰り返す人は、なぜ浮気をやめないのでしょう。離婚するほど気持ちがない夫婦なら、浮気を繰り返すのもうなづけます。けれども、毎回口では「離婚したくない」といい、それなのに浮気を繰り返す。こうした人の心の中には、配偶者への露骨な安心感があります。
つまり、「浮気しても、妻（夫）は離れていかない」と思っているのです。経済的に自立できないから、離婚なんてしないだろうという支配型の考えを持っている人もいます。
どちらにせよ、何をしても現状の家庭を失うことはないだろうと、家族の上に胡坐をかいているのです。
こうした人には、危機感を抱かせるのが浮気再発対策に効果があります。具体的には、女性であれば、仕事を見つけて経済的な自立への一歩を踏み出すこと。男性であれば、離婚届けを突き付けて、親権など具体的な話を持ち出すことです。
もし、浮気した配偶者が「家族を失いたくない」と危機感を抱けば、本人自ら行動を変えるでしょう。それでも配偶者の態度が変わらず、浮気を続けるようであれば、夫婦の信頼関係はないといえます。早めに離婚したほうが、その後の人生にプラスをもたらすでしょう。
その2：浮気の罪深さを認識させる
浮気を繰り返す人は、その行為がどんなに愛する人を傷つけているのか気づいていません。正確には、見て見ぬふりをしています。
そうした人に効果があるのは、「目の前で泣く」ことです。言葉で責めたてられるより、泣かれるほうが罪悪感を抱きます。浮気が発覚したら、「離婚したくないから」と気持ちを我慢せず、いかに苦しい思いをしているか訴えてみましょう。
配偶者に愛情が残っているのなら、あなたと向き合おうと姿勢を改めるはずです。
その3：配偶者を好きにさせる
人が浮気に走る背景には、さまざま理由があります。セックスレスが原因で、浮気に走る夫婦。仕事のストレス、育児のストレスなど、原因は一つではありません。
しかし、夫婦の間の小さな亀裂が、浮気のきっかけになっている場合がほとんどです。最近仕事で忙しくて、夫婦の会話が減っていた。育児で疲れていて、お互いに態度がトゲトゲしい。結婚当初はあんなに仲が良かったのに、最近は手をつないでいない。こうした些細なトゲが、浮気へとつながります。
浮気を責めて、反省させることが悪いわけではありません。しかし、再構築を望むのであれば夫婦の心を結びなおすことが大切です。いままでの生活を二人で見直し、優しい言葉をかけてあげられる日常を取り戻すこと。それが、浮気の再発をとどめてくれるでしょう。
管理型の浮気再発防止より、浮気の隙を作らないことが肝心
そうはいっても、また浮気をするんじゃないか不安になる。そう感じるのであれば、「監視」するより「浮気の隙」を作らないよう目を向けてみましょう。
浮気しやすいのは、「配偶者が長期間家を空ける」タイミングです。仕事の出張でいなかったり、帰宅時間が遅かったり。また、妻が実家に頻繁に帰るのも、旦那に浮気をする隙を与えてしまいます。
また、お金をきちんと管理するのも浮気の再発防止に効果的です。このとき、お小遣いを制限しすぎると、束縛になってしまいます。厳しすぎず、かつ浮気の隙を作らずにすむのは、家計簿をつけることです。
お互いにレシートを保管し、いくら何に使ったのか、毎月の支出を管理します。これにより、余計なプレゼントを購入したり、デートにお金を使ったりする心理的なハードルがぐっと上がります
さらに、浮気の前歴がある配偶者が遅く帰宅する際は、「起きて待っている」と良いでしょう。ベッドに入ってうたたねするのではなく、リビングで待機します。そして、帰宅と同時に玄関で出迎えてあげましょう。
こうすることで、配偶者がいつもと違う様子がないか、すぐに気づくことができます。また、「帰宅したら妻（夫）が起きて待っている」のはプレッシャーになります。
一つ注意しなければならないのは、ここで必要以上に怒らないことです。浮気の明確な証拠がない限り、「もしかして浮気してきたんじゃ？」と疑うのはやめましょう。せっかく回復してきた信頼関係にヒビが入ります。
それよりも、笑顔で出迎えるほうが罪悪感に訴えるのに効果的です。
浮気の再発に期間は関係なし？もしものときのための誓約書という手段
浮気されると、「どれぐらい浮気をしなければ、再発しないんだろう」と期間について気になりますよね。残念ながら、このくらい浮気をしなかったからもう大丈夫ということはありません。環境や夫婦関係の変化で、10年浮気をしていなくても、再発することもあります。
そんなとき安心なのは、誓約書を作ることです。誓約書とは、浮気の事実を記し、二度と浮気しないと誓ってもらう書面のこと。紙に残すことで、浮気の証拠としての力もあります。
また、誓約書を作りけじめをつけることで、浮気相手と手を切らせる効果も。
誓約書を作る際は、次の点に気を付けましょう。
・記載するべきこと
浮気相手の名前、浮気をしていた期間、肉体関係があったことなど、浮気の事実をきちんと記載しましょう。特に、肉体関係の有無について明記することは重要です。配偶者が肉体関係を誓約書で認めれば、慰謝料請求や離婚裁判の際の浮気の証拠として有効です。
・記載できること
浮気相手と手を切ること、私的に連絡をとらないこと、浮気が再発したときの違約金など、未来の行動についても記載することが可能です。これにより、浮気の再発防止対策として効果があります。
浮気の慰謝料請求は、浮気の事実を知ってから「3年間」は有効とされています。つまり、配偶者が浮気を認めたからといって、証拠を捨ててしまうのは早計です。万が一のことを考えて、メールや写真など浮気の証拠に使えるものはなるべく保管しておくことをお勧めします。もちろん、作成した誓約書も残しておきましょう。いざというときの「お守り」として効力を発揮するでしょう。
