どうして女性は寂しいと浮気するのか？「寂しかった」に隠された本音
男性には理解しがたい「寂しかったから」という彼女の浮気の言い訳
「女性は心で浮気して、男性は体で浮気する」といいます。
そのため、「寂しかったから」浮気したという彼女の言い訳を理解できないと感じる男性も多いでしょう。寂しいなら、そう言えばいいんじゃない？ 寂しくても、それで浮気していいってことにはならないよね？ そのような反論が心に浮かびます。
なぜ、女性と男性の考えには、このような違いがあるのでしょう。一つには、女性が恋人や愛する人とは同じ量の愛情を与えられたいという願望を持っていることがあげられます。そのような女性にとって、メールの回数や愛情表現は、彼の愛を図る重要な指標です。たとえ男性の気持ちが付き合い始めた当初と変わらなかったとしても、目に見える行動に変化があれば、「愛が減ってしまった」と感じるように。
さらに、「寂しかった」という浮気の理由は、「寂しさを浮気で満たしたかった」ということとは限りません。そっけない恋人の関心を引き出すために、浮気をしてしまう女性もいます。
「寂しかった」だけではピンとこない彼女の行動も、その裏に隠された心理を知れば、なぜ女性が浮気をしてしまうのか、ヒントをつかめます。もし、あなたの彼女が寂しさから浮気をしてしまうタイプなら、どのような点に気を付けて付き合えばいいのか。対応策を考えてみましょう。
寂しいから浮気に走る彼女の心理！ヤキモチを焼かせたい？優しくされたい？
「寂しくて耐えられなかった」そのように彼女の口から浮気の理由を聞かされたら、でもそれで浮気なんてどんだけ寂しかったの？と思ってしまいますよね。
寂しくて浮気する彼女の本音には、次のような気持ちが隠されています。
・寂しさをごまかしたい
浮気により、いま抱えている寂しさをごまかしたいというタイプです。このような女性は、肉体的なつながりを自己承認の場としてとらえている傾向があります。恋人がいて、求められている自分が素晴らしいと感じる。逆に、愛されていない自分は無価値に思ってしまう。その心の隙間が、恋人以外の他者と安易につながるのを許してしまいます。
・恋人を嫉妬させたい
彼氏の関心を引き出すために、あえて浮気に走るケースもあります。その心理は、まるで小さな子供と一緒です。子供は、親の関心を愛情だととらえています。そのため、関心を引くためならば、たとえそれが悪い行動でも喜んで行います。
何度も叱られても、いたずらをしてしまう子供は、「悪いことをする＝親が見てくれる」と考えています。寂しさから浮気をする彼女も、浮気をすることで恋人に振り向いてほしいと考えます。
こうした寂しさからの浮気は、「なんでそんな馬鹿なことを」と思ってしまうかもしれません。けれども孤独感は、十分に浮気の引き金になりえます。
長く連れ添った夫婦でも、セックスレスから孤独感を感じて浮気に走ったり、家庭に居場所がなく精神的なよりどころを求めて浮気してしまったり。寂しさが浮気につながることは、実は多くの人が経験しています。
「寂しかったから」を理由に浮気してしまう女の特徴
このように寂しさから浮気をしてしまう女性たちには、いくつかの特徴があります。全体として、恋人に依存する傾向が強いです。「好きなら、自分のためにしてくれて当然」という考えが根本にあるため、熱心に構われているうちは甘えていますが、放っておかれると敵意を抱くようになることも。
あなたの彼女が、以下のタイプに当てはまるなら、こまめな愛情表現が長い付き合いには欠かせません。
・メールの返信が遅れるとすねる
私を第一に考えて！という承認欲求の強いタイプです。電話に応答しないと、何度もかけなおす女性も同じタイプに当てはまります。愛しているなら、私を大切にしてくれるはずと、愛情と行動を天秤にかける傾向があります。
・一人で行動するのが苦手
休日に一人でいることを好まず、常に友人や団体で過ごしたがります。周りの雰囲気に合わせるのが得意な分、他人の意見に流されてしまうという一面も。こうしたタイプの女性は優しい反面、他者の押しに弱いです。恋人と連絡がとれなくて落ち込んでいるところに、違う男性から優しくされたらつい浮気をしてしまうなんてことも。
・感情を我慢してしまう
いつもニコニコ、喧嘩もめったにしない女性は、穏やかなように見えて内心では不満を我慢しています。感情を発散することよりも、我慢するほうが美徳という考えが強く、周りの空気や相手の意見に合わせて気持ちを封じ込めてしまいます。
こうしたタイプの彼女と付き合うと、ため込んでいる不満になかなか気づけません。寂しかったなら、言ってくれればもっとうまく付き合えたのに、気づいた時には彼女が浮気に走っていたということに。いずれにせよ、行動で愛を示すことが肝心です。
女は寂しい時でも、はっきりと口で「寂しい」と言わない!?
デート中に彼女が急に不機嫌になった。久しぶりに会ったのに、なんだかそっけない。こんなとき、男性は「なんか悪いことをしたのかな？」と戸惑いますよね。
「どうしたの？」と聞いても、彼女は「なんでもない」というばかり。けれども表情は不機嫌なまま。いったい何が悪かったんだろうと、男性側も打つ手なしで困ってしまいます。
このような状況で、女性は「いわなくても気づいてほしい」と心の中で思っています。言葉で言わなくても、態度で察してほしい。なんとも、わがままな要求です。
女性側は、自らの感情をきちんと言葉で伝える必要があります。けれどもそれをしない/できないというのは、いっぽうで恋人のあなたに甘えている証拠です。こうした態度をとる女性を、かわいいと思うかそれとも幼稚すぎてついていけないと思うかはあなた次第。
けれども、深いお付き合いを続けたいと思うなら、彼女の「なんでもない」を真に受けてはいけません。その奥には、「こうしてほしい」という願望が隠れています。
髪型を変えたのにコメントしてくれない、昨日のメールの返信が遅かった、久しぶりに会ったのに手をつないでくれない。彼女の不満がどこに隠れているかはわかりません。有効なのは、優しくきいてみることです。
「どうしたの？今日はなんだかいつもと違うけど。何してほしい？」というように、包容力をアピールします。そうすると、彼女は安心して甘えてくるように。
あなたが不機嫌になったり、厳しめなトーンで「どうしてそんなに不機嫌なの？」という言い方をすると、火に油を注ぎます。喧嘩になること間違いなしなので、注意が必要です。
妻や彼女が寂しがりや…不安で浮気させないように気を付けること
もし、あなたの彼女や妻が先に述べたような寂しがりやのタイプだったら？ 浮気させないようにするには、どのような点に気を付けたらいいでしょうか。
肝心なのは、寂しいと思わせないことです。そのためには、彼女の愛情を図るバロメーターが何なのかを知る必要があります。
言葉で愛を感じるタイプなら、日ごろから愛の言葉を伝えましょう。「大好き」「愛している」以外に、「いつもきれいだね」「かわいい」と恋人や妻を「女性扱い」する言葉が喜ばれます。
行動で愛を量っているのなら、誕生日などイベントのお祝いを忘れずに。クリスマスなどの行事以外に、日ごろからサプライズで花束をおくるのも効果的です。
付き合い始めのころは、誰でもこまめに連絡をとります。毎日メールして、長時間話すのが当たり前です。けれども、お付き合いが長くなり、マンネリ感が出てくると恋人よりもほかを優先するように。
デートは月に1回あるかないか。仕事優先でラインも既読無視。このような状態では、彼女は本当に好かれているのか、自信を無くしてしまいます。その結果、孤独感が浮気の引き金になる可能性が高くなってしまうのです。
長くお付き合いするのに、相手を思いやり優しく接するのは大切なことです。もし、彼女が不満気な表情で隣にいるのなら、あなたの愛情表現を見直すチャンスかもしれません。
