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【妻の浮気からの再構築】離婚できない夫婦&離婚したくない場合


【離婚できない!?】妻に浮気されたが離婚せず再構築を選択した人

浮気にまつわる夫婦の結末は様々です。妻が浮気したけれど、離婚せず結婚生活を続けている人はたくさんいます。妻の浮気は許せなくても、子どもがいるから簡単に離婚できない人。妻の浮気は文字通り気の迷いで、別れたくないと泣かれ結局離婚しなかった人。離婚という文字がちらつきながらも、妻に残る愛着から再構築の道を模索している人など、簡単に終わりにできないのが夫婦という関係の難しさでもあります。

男の浮気と女の浮気は違うのでしょうか。本質的には、配偶者以外の人に精神的なよりどころを求めたり、肉体的快楽に依存するというのは同じです。しかし女性の浮気の場合、「セックスだけ楽しみたい」という割り切ったものではなく、浮気相手と一緒になりたいという「本気の浮気」だと離婚へ一直線。再構築は難しくなります。逆に、浮気相手との関係が一時的なものなら、男として寛大な心で妻の「過ち」を許すという選択肢も。

離婚はしなくとも、他の男になびいた妻を生理的に受け付けられない。そのため仮面夫婦として過ごす方もいるでしょう。子どものための母親、ということで妻のことはもう家政婦と思うなど、割り切るというのも一つの方法です。

再構築をする場合、妻の夫への気持ちがどのようになっているのかも重要なポイントです。夫婦関係に何か不満があり、妻の気持ちが夫から離れてしまっているケースでは、お互いに向き合うことから始めなければなりません。妻は浮気したけれど夫のことをまだ愛している、そんな妻に対して、もとのような愛情は戻ってくるのか。離婚せず再構築する。破綻した夫婦は時間をかけて信頼関係を回復できるのか。いくつかのケースをみていきましょう。

【離婚したくない場合】再構築のために許すしかない。関係修復を成功させたい

理由はいくつかあるにせよ、夫が離婚まで踏み切れないという場合、関係を修復させるには妻の浮気を許すということが必要です。許すというよりは、浮気した妻を再度受け入れられるかどうか、と言った方がいいでしょう。再構築しても仮面夫婦になってしまうのか、それとも信頼関係と平穏な日々を取り戻せるのか。妻を受け入れられるかが分かれ目ですが、離婚しないのなら二度と浮気を繰り返さないように誓約書を作るなど、対策はとっておきたいところです。

妻が浮気を後悔しているのであれば、再構築に向けて「浮気相手とは関係を清算」「(仕事関係であれば)会社をやめる」など、夫が主導権を握って条件を出しやすくなります。しかし妻の浮気が本気のもので、裏ではまだ続いていて浮気相手と一緒になろう、と考えているケースでは、関係の修復は困難です。夫が浮気した妻を許し受け入れられること、浮気した妻が自分の過ちを認め心から謝罪すること、その2つがそろわなければ再構築のスタートラインには立てません。

浮気した有責配偶者の妻からは一方的な離婚の申し立てはできませんが、夫婦生活はお互いの気持ちがあってこそです。もし妻の気持ちが浮気前から離れているなら、気持ちをぶつけ合い、時には責め立てられたり辛い時期を耐え忍ぶような再構築を乗り越えるのは難しいと言えます。DVやセックスレスといった、離婚の申し立てに相当するような理由がなくても、夫婦で話し合い気持ちをさらけ出してみると、妻の不満にどれだけ自分が無頓着でいたか気づくケースも多いです。

家庭内に上下関係があり、普段は優しい夫だが実は妻はいつも夫の顔色をうかがうような状況だった。夫は仕事を理由に家事をせず、汚い靴下を置きっぱなしにしたり使った食器を洗わないなど、小さな不満が積み重なっていたなど、生活の些細なすれ違いを見て見ぬふりをした結果、妻が浮気に走ったという場合もあります。妻の気持ち次第では、再構築は難しいかもしれません。しかし、再構築にむけて夫婦で話し合うチャンスがあるのなら、自分の浮気された苦しみや葛藤に向き合い吐き出すことはもちろん、妻の本心は何かを聞く覚悟も必要です。

【妻が反省するなら】誓約書で許してあげる?有利な立場にたって再構築する方法

妻が浮気を反省し関係修復を望んでいる。これは再構築に向けての道が明るいパターンです。なぜなら妻を許せるかどうか、どのような条件で、妻がどう変われば夫婦に戻れるか、夫側が主導権を握りやすいからです。浮気が発覚して妻と話し合う際、発覚直後で自分の気持ちの整理がついていないのであれば、すぐに無理をして妻を許す必要はありません。

その場合は、「別れようと思っているわけではない。でもまだ元に戻れるかわからない。」と、結論を急がず今後のことを考える余裕ができるまで時間をおきます。妻の行動次第で夫婦生活を続けていけるかどうか決まる。そう率直に伝えるのも、妻に反省をうながす機会をあたえるチャンスです。

妻が浮気相手と別れ、過去の行動を過ちとして反省しているようであれば、再構築に向けて話を進めてもよいでしょう。浮気相手に慰謝料請求をする際、「それだけはやめて」と妻が難色を示すなら、ケジメのために慰謝料請求が必要なこと、自分がいかに妻の不貞行為で傷ついたかを伝えます。妻と浮気相手の関係によっては、同じ会社勤務といった仕事上の関係でことを穏便に済ませようとするかもしれません。

しかし、遠慮して自分の気持ちにわだかまりが残ると、あとあと妻に過去の浮気を蒸し返す原因になってしまいます。また、妻と再構築に向けて、浮気は二度としない・した場合には離婚、といった条件を盛り込んだ誓約書を書くのもケジメをつける意味があります。特に浮気発覚から日が浅いタイミングだと、辛かったことのフラッシュバックや、裏切られた憎しみから妻にどうしても辛く当たってしまいます。

辛い気持ちを妻にぶつける、妻はそれを受け止める。夫婦関係を再構築させ自分の傷を癒すには必要なプロセスです。しかし、あまりにも妻が辛い境遇におかれるようであれば、夫婦の関係性に影響がでますので、自分が有利な立場に立とうと固執しないほうがよいでしょう。

【話し合いのコツ】妻の浮気を責めすぎず、お互いに反省して再構築できるか

再構築に向けて、夫婦で話し合う際にも重要なポイントがあります。それは、浮気した妻を責めるだけではなく、お互いの本音をいかに理解しあえるか、という点です。浮気されたほうは被害者です。浮気されるほうにも原因があるというのは、浮気する側の言い訳です。

しかし、夫婦関係は他人が白黒と善悪を判断できるものでもありません。毎日の暮らしの中で、ちいさな不満がチリのように降り積もった結果の浮気だとしたら、その不満が何だったのか妻の胸の内を聞くことが再構築のカギになります。妻が浮気した夫婦がいました。夫は、離婚も考えましたが決断できず、かといって妻を完全に許して受け入れることもできませんでした。

浮気以前ははた目には仲の良い夫婦でしたし、夫も夫婦関係は円満だと思っていました。そのため、妻がいくら反省したと言っても、妻のひどい裏切り行為が汚らわしく思え優しくする気にはとてもなれません。子どもが小さかったので離婚は難しい。しかし、会話も事務連絡ばかりで笑顔のない家庭。これではいけないのでは、と事情を知る友人の勧めで夫婦カウンセリングにやってきました。

そこで、夫は妻が自分に不満を抱いていたことを初めて知りました。不満の多くは、子育てや家事に関するものでした。夫も妻を手伝い十分にやっているつもりでしたが、共働きで家事と育児の負担は想像以上に妻の肩にのしかかっていたのです。「誰かに認めてほしかった。でも本当は夫に相談するべきだった。それをせず、浮気相手に頼ってしまった私が悪い」と号泣する妻を見て、夫も泣いていました。その時に夫ははじめて、妻の本当の気持ちに触れた気がしたのです。

これはある夫婦の一例ですが、この後時間をかけてこの夫婦はもとの信頼を取り戻していきました。家事や育児についても二人で話し合い、約束事を決めて以前より協力してやっています。自分たちが結婚生活で損なってきたものはなんだったのか。心の奥底の気持ちに二人で向き合うことができれば、未来はあるかもしれません。

【割り切るのは辛い?】浮気妻でも離婚が無理なら仮面夫婦で再構築?

話し合いを重ね、お互いに努力しても浮気された過去が忘れられずに辛い。妻とはもとのような関係に戻れる気がしない。しかし、子どもが大きくなるまでは離婚も難しい。浮気されたのが女性である場合は、夫は生活費のためATMだと割り切れる人もいます。では、男性はどうでしょうか。どのようにして気持ちを割り切り、仮面夫婦でもよいとしているのでしょうか。

一つは、妻を自分の伴侶ではなく、家政婦だと思うことです。離婚して親権がこちらに渡れば、毎日の生活に料理・家事・洗濯そして育児が加わることになります。生活費は会社勤めで稼げても、もし両親など頼れる人が身近にいない場合、子どもが病気の際は会社を休まざるを得ない場面が出てきます。

ひとり親として子どもを育てお金を稼ぐというのは、非常に負担の大きいことです。仮面夫婦が子どもの精神的成長に影響があるという話にしても、子どもから母親と奪うことと比較してどちらが悪いかは断言できません。もし離婚後の生活を想像して、仮面夫婦でも一緒に生活を続けることに意味があると思えるのであれば、それも一つの割り切り方法です。

また、仮面夫婦なれど一緒に暮らしていれば、いつか妻を受け入れられる機会があるかもしれません。時間は心の傷口を癒します。時間が経つことで人が変わることもあります。そして変わらない人の気持ちもありません。時間とともに、浮気した妻を理解しようという寛大な心を持てれば、何か見方が変わってくるかもしれません。

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