夫が浮気をやめない心理☆バレて反省しているのだが浮気相手と別れない
【終わらない夫の浮気】妻にバレても浮気相手と別れようとしない心理は?
夫がまた浮気。度重なる夫の浮気に、怒りを通り越して呆れたとおっしゃる方もいます。浮気の度に話し合いを繰り返し、修羅場をへて「もう浮気は二度としない」「愛しているのはお前だけだ」と涙ながらに訴えていたのはどこの誰だったのでしょう。舌の根が乾かぬうちにまた浮気。浮気相手のみならず、夫にも慰謝料請求をきっちりしてお灸をすえるのがいいのか、それとも離婚しかないのか、悩まれる人も多いでしょう。
浮気を続ける夫は、恋愛に溺れた女好きに見えるかもしれません。または、人を傷つけることに罪悪感を感じない薄情者なのか。はてまた、浮気のスリルと新しい女との肉体関係に依存傾向があるのか。浮気する男性の心理は、一見単純なように思えて裏側には複雑な理由が隠れていることも。二股をかけながら、浮気相手にも愛着があるのか、ずるずると別れようとしない浮気夫。こうした夫の心を探ってみると、浮気を終わらせるヒントが見つかるかもしれません。
【浮気をやめない】妻と離婚もしない、浮気相手とも別れないのはなぜ?
浮気する男性の多くは、妻に浮気の事実がバレた時点で浮気相手との関係を終わらせようとします。関係を清算せず、かといって妻と離婚するわけでもない。ずるずると浮気を続ける男性には、いくつかのパターンがあります。
1.『恋愛依存』刺激を常に求めている。
このタイプの男性は、平穏な結婚生活に身を置きつつ、心のどこかで刺激が欲しいと思っています。妻とのマンネリな関係に嫌気がさして浮気する夫もいますが、結婚生活を平和に保つため、と自分に都合のよい言い訳として他の女性の手を出すパターンも。恋愛状態では脳が活発になりドーパミンを放出することが知られています。恋は狂気、と昔から言うように、恋愛の興奮状態を追いかけている男性です。
2.『精神的依存』だれかに優しくされたい。
「男は度胸、女は愛嬌」と古くからのことわざがありますが、現代では強いのは女性。男性は普段は強さを誇示しつつ、心の中では自分を甘やかしてくれる存在を求めています。二人きりになると、急に子どものように甘えてくる恋人の姿に覚えがある方もいるのではないでしょうか。このような男性は、妻に褒めてもらえなかったり、優しくされないと、かわりに精神的に拠り所とできる場所を探しはじめます。家事のやり方についていつも妻から注意される。子育てで忙しくて妻とゆっくり話す時間もない。心の隙間が、このタイプを浮気へ駆り立てるキッカケとなります。
3.『性的依存』妻だけではものたりない。
複数の女性と肉体的関係を持ちたい、という欲望はある種の生存本能です。オスは自分の遺伝子を残すため、本能的に多くのメスと交尾します。この本能に忠実に従っている、ある意味野性的な男性がこのタイプ。セックスによりもたらされる肉体的快楽と興奮を忘れられないため、浮気を繰り返します。結婚してからマンネリな夫婦関係でセックスレスになった。もとから性欲が強く、妻だけではものたりない。性欲から浮気をはじめ、身体だけの関係で終われば話は簡単なのですが、浮気相手に愛情を抱きはじめると別れるのが困難になります。
これらは代表的なパターンですが、夫が浮気をする深層心理にはいくつかの要因が複雑に絡み合っている場合もあります。夫婦の間に上下関係があり、浮気してもいいだろうと夫が開き直っているタイプ。浮気を続けても妻は離婚まではしないだろうと、妻をなめているタイプ。浮気相手からも妻からも求められることで、あいつには俺が必要だと存在意義を感じるタイプ。ほかにも、妻と浮気相手両方に子どもができ、勘違いした父親の責任感からどちらとも別れられない!というとんでもない男性もいます。
【歪んだ心理】浮気をやめないような俺が離婚を決められない??
既婚者の浮気は、妻と浮気相手のふたりから求められている特殊な状態を生み出します。恋愛と性的な興奮状態に加え、この「頼られている俺」という肥大した自意識が歪んだ心理状態を生み出すことがあります。
浮気は本来悪いもの、という認識が一般的にはあります。なぜ悪いのか、という根拠は人によりますが、「最愛の配偶者を傷つけるから」という答えが一般的でしょう。悪いことであるから、咎められたら夫は浮気をやめるのです。しかし、「浮気相手から頼られている」と思い込み「浮気は悪いこと」という認識を無意識のうちに捻じ曲げる男性もいます。
浮気した俺が悪い、俺の責任だ、と口では言いつつも「離婚する」「浮気相手とは別れる」といったケジメをいつまでもつけようとしません。このような男性は、浮気に対して人一倍強い罪悪感を持っていた可能性があります。しかし、浮気によりもたらされた精神的・肉体的快楽や、自己肯定してくれる妻以外の存在に、正常ではないとわかりつつも負けてしまったのです。
浮気は悪という強い罪悪感を打ち消すために、「俺が悪い」を言い訳にして、自己を正当化しています。優柔不断で押しに弱く、普段は優しいタイプの男性もこのようなケースに陥りやすいです。自分の弱さや、まがった正義感から、真正面から妻にも浮気相手にも向き合うことができません。「お前が望むなら、離婚されても仕方がない」と妻に決定権を投げる男性は、一見反省しているように思えます。しかし、「離婚」という破局の最終ボタンを妻に押させることで責任を転嫁し、「自分は悪くない」という理論に逃げている卑怯者ともいえるかもしれません。
【妻の存在と権利は!?】黙ってればこのままずっと夫は浮気やめない?
浮気を続ける夫。妻に残された選択肢は何があるでしょう。妻が黙認していれば、夫は浮気をやめることはおそらくないでしょう。考えられる方法は、まずは浮気相手に慰謝料請求をすることです。浮気が長年にわたり続き、自身の精神状態や家族関係に影響を及ぼしている場合、主張次第では相場より高い慰謝料を請求できる可能性もあります。お金を払うという現実を突き付けられ、浮気相手の目が覚めて逃げていくこともあるかもしれません。
注意しなければいけないのは、慰謝料請求の際、浮気相手に溺れている夫が費用を立て替えようとするケースです。離婚せず、夫婦間でお金が動くのでは制裁にもケジメにもなりません。そのような場合は、示談交渉で「求償権の放棄」を浮気相手に約束させるなど、法律の権利をうまく使いましょう。
浮気相手の弱みに付け込んで、不倫関係をバラして復讐する、会社に言いふらすなど社会的な制裁を考える方もいるかもしれません。ただし、方法を誤ると相手方から脅迫罪で逆に訴えられるリスクもありますので、慎重な行動が必要です。
夫との離婚を考えておらず、浮気相手を罰したいという場合は、浮気の証拠を入念に集めた上で強気の姿勢で示談交渉に挑みましょう。浮気相手が逃げ回って話し合いに応じない場合は、内容証明郵便で通知書を送付するのも一つの手です。
【離婚する選択肢は?】浮気やめない夫をずっと許し続けるのか…
これまでに紹介したような手を尽くしても、夫が浮気をやめない場合、離婚を考えだすかもしれません。離婚は最終切り札でもあります。夫は家族を養うためのATMと割り切れるのであれば、かりそめでも婚姻関係を継続させる人もいます。また、愛情が残っているから別れるのには迷いがある、という場合は離婚には慎重になったほうがいいでしょう。
離婚するとなると、離婚届けに判を押すだけではすみません。特に子どもがいる場合は、親権はどちらにするか、養育費の支払いについて、財産分与についてなど、慰謝料以外にも相手方と話し合わなければならない取り決めがたくさんあります。
また、離婚後子どもを養いながら自立できるだけの経済的な見通しも必要です。慰謝料と養育費を受け取る場合でも、相手方が踏み倒す可能性もあるので、計画は慎重に立てましょう。浮気を黙認しつつ慰謝料請求のために証拠集めをする。経済的に自立できるように資格取得や就職活動に励む。慰謝料や養育費の滞納を防ぐため、強制執行の可能性について専門家にアドバイスをうけるなど、いざとなれば身を守れるのは自分だけ、という考えが重要だと言えるでしょう。