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【浮気相手への対応】夫(妻)の不倫相手に冷静で強気な対応をするために


【状況整理】浮気相手への対応は自分達が離婚するかしないかと相手次第?

配偶者が浮気をしていた、それだけで天地がひっくり返るほどのショックを受けます。浮気相手を許せない。制裁を加えるにしても、行動する際はまず浮気相手の素性を把握しましょう。真っ先に確認したいのは、浮気相手が既婚か未婚かということ。浮気相手の婚姻状況に合わせて、示談交渉の際のこちらの要望をどうするか、検討することが重要です。

浮気により、夫婦関係が破綻して離婚するか否かによって、浮気相手への対応も変わります。大きく影響するのは、慰謝料の相場でしょう。一般的には離婚したケースのほうが、不貞行為が夫婦関係に与えた影響が大きいと判断され、慰謝料の金額が増額される傾向にあります。ただ、離婚しない場合でも浮気相手への慰謝料請求の権利はあります。再構築を選ぶからと、浮気相手の慰謝料請求を簡単にあきらめる必要はありません。

注意したいのは、浮気が「遊び」だった時。しかも、浮気相手が「既婚者とは知らなかった」と主張する場合です。浮気の慰謝料請求には、不倫相手が既婚者と認識していたことが前提です。そのような主張が真実かどうか、状況証拠を集めながら判断していく必要があります。また、子どもには知られたくないと家庭内で浮気の事実を隠したい場合や、浮気した配偶者を許すか許さないかの気持ち次第で、浮気相手への対応として何が得策か見極める必要があります。浮気によるショックで感情に流されず、冷静に落ち着いて対処することが重要です。

【不倫かW不倫】夫(妻)の浮気相手が既婚か未婚かでの対応の違い

浮気相手への対応を考える際、相手が結婚しているのか、未婚であるかは大きな問題です。不貞行為の事実を認めない、というのは浮気問題の話し合いでよくあるケースです。

浮気相手が未婚者の場合はその傾向がより強いと考えられます。浮気がバレても失うものはないと、開き直るような人もいます。対して、既婚者の場合は秘密を知られたくない家庭があるため、こちらの交渉にも応じる可能性が高いです。しかしながら、最初は浮気を認めていたとしても、途中から否認するケースもあります。慰謝料の金額を見て懐が痛いと思ったり、浮気相手が関係は遊びだったと不倫を切り捨てるような場合に起こります。

浮気相手に慰謝料を請求するには、相手の状況を把握し、不貞行為の証拠を集めることが重要です。相手に言い逃れされないためにも、「肉体関係があった」と証明できる証拠を用意しましょう。相手が既婚者の場合、家庭に知られたくないという心理的な弱みを握ることができますが、相手の配偶者から、こちらの配偶者に対して慰謝料請求をされる可能性もあります。慰謝料請求を行うことが最善なのか、事前に損得を計算して行動にうつすことが大事です。

【未婚浮気相手の対応】既婚者だと知らなかった!と主張する場合の対応

慰謝料請求には、「浮気相手が配偶者を既婚者と認識していた」ことが前提です。もし、不倫相手が既婚者だとは知らなかったと主張すれば、この事実が真実だとしたら相手方は騙されていただけ。慰謝料請求は難しくなります。

しかし、慰謝料を払いたくないがために、相手が嘘をついている可能性もあります。また、浮気相手が未婚者だった場合、自己の保身や未来の縁談を考えて傷がつきたくない、という思いから偽の主張をするケースもあります。その場合は、浮気相手が配偶者を既婚者であると知っていた・勘づいていたという証拠を集めていくことが、裁判で争う際にも有利になります。

一般的には、裁判では「既婚者と知っていたかどうか」は相手方の主張だけでなく、状況証拠もあわせて判断されます。以下のようなケースでは、知らなかったという主張が認められるケースは低いと言えるでしょう。

・夫婦の結婚式に、不倫相手も参加していた
・同じ会社で働いている部下と上司、または同僚という関係
・浮気相手とのメールのやりとりに、「奥さん(旦那さん)にはナイショだね」と、既婚者と知っているようなことが記載されている

不貞行為の証明には、肉体関係があったと思われる確実な証拠が必要です。メールのやり取りは不貞行為の事実の証明としては有力ではないとされますが、上記のように「既婚者と知っていた」証拠としては認められるケースもあります。

こちらが被害者だ、と言い逃れしようとするケースには、不貞行為の証拠と状況証拠が有力です。二人で外泊した、ラブホテルで密会しているというような証拠以外に、メール履歴・カーナビなどの移動履歴・浮気相手とデートした場所のレシートなど、使えるかもしれない証拠は保存しておくことをおすすめします。有力な証拠を集めるのが難しいと感じる場合は、探偵事務所に依頼する方法もあります。

【既婚者浮気相手の対応】浮気相手の配偶者にバレているかがカギ?

浮気相手が既婚者の場合、不倫の事実が相手の配偶者にも露見しているかどうかは対応の分かれ目です。まだバレていない、という場合には、浮気相手の心理的な弱みを利用できます。浮気相手は、事を穏便にすませようと、示談交渉も難なく進むかもしれません。浮気相手のバレたくないという気持ちを逆手にとって、配偶者に伝えないということを条件に、関係清算と慰謝料の支払いを約束させる方法もあります。

ただし、示談交渉であまりにも無理な条件を掲示すると、浮気相手が慰謝料の減額を狙ってあえて配偶者に浮気の事実を告白するかもしれません。浮気の事実が露見した場合、相手方の家庭がどのようになるかはケースバイケースです。もし、相手の配偶者が妻・夫を愛している、離婚はしないという場合、自分の配偶者を守るためこちらに慰謝料請求をしてくるでしょう。

どちらの家庭も離婚しないで慰謝料請求をしている場合、慰謝料の金額は相殺となり、金銭的な償いはほぼ発生しないことになります。ダブル不倫の事実が露見しただけであり、交渉の労力は無に帰すかもしれません。

こちらが離婚せず、浮気相手の家庭が不倫の事実により破局する場合、浮気相手の配偶者からより高額な慰謝料を請求される可能性があります。慰謝料の相場は、離婚するケースのほうが離婚しない場合よりも高額になっています。離婚しないのであれば、浮気した配偶者と自分のお財布は同一ですので、慰謝料の支払いで夫婦の共同財産が目減りし、懐が痛いということがおこるかもしれません。

配偶者との離婚を考えないのであれば、既婚者の浮気相手への慰謝料請求は、なるべく水面下で、かつ合意しやすい現実的な金額を掲示するほうが得策といえます。浮気した配偶者に見切りをつけ、自分は離婚するということであれば、痛む懐とは関係がありません。浮気した配偶者にも、浮気相手にも、思う存分慰謝料請求を突き付けてやりましょう。

【修羅場対応?】浮気相手の配偶者も巻き込んで4人での話し合い

浮気相手の配偶者も巻き込んで、何もかも白日の下にさらさないと気が済まない、と考える方もいます。配偶者の裏切りを考えれば、浮気相手にもできるだけの社会的な制裁を与えたいというのは当然の願望です。慰謝料請求を相手方からされるリスクも考えると、ダブル不倫の場合は水面下で行う方が得策といえます。しかし、たとえ自分の家庭が損を被ろうと、浮気に苦しむのが自分たちだけとは納得できないと考える方もいます。

そのような場合、慰謝料請求書を内容証明で相手方の自宅に送付することで、すべてを公にする方法もあります。ダブル不倫の代償をあちらの家庭も味わうべき、と行動するのは咎められることではありません。しかし不倫は大人の事情であり、子どもには何ら責任がないことです。浮気問題のイザコザで荒れる状況に子どもを巻き込むのは忍びない、と考える人もいるでしょう。

自分の親が不倫していた、その事実は子どもの成長に大きな影を残すかもしれません。すべてを公明正大に裁く必要はありません。バラさない選択肢を考えるのであれば、どんな理由であれ自分の気持ちの思うままにするのが一番です。悪いのは、浮気した張本人たちなのですから。

もし、修羅場が発展して相手方の夫婦を交え4人の話し合いになる場合は、自分の気持ちは強く持ち要望は簡単に譲らない覚悟が必要です。話し合いが複雑になるようであれば弁護士に相談しましょう。4者の利害が絡むと交渉はスムーズにはいかないものです。泣き寝入りしないためには、離婚も辞さないと腹を据えることも時には有効といえるでしょう。

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